一人ゾンビ芝居作品集 ―SUMMER OF THE DEAD― 公演情報 一人ゾンビ芝居作品集 ―SUMMER OF THE DEAD―」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ゾンビだらけ
    愉快で刹那な活劇3話と旧作1話、ゲストのピアニカ前田氏と林さんの演奏を聞きながら夏の終わりに世事を気軽に嘆く。
    いつものように、映画愛と音楽愛に溢れ、好きなモノをサービス満点で演じる独り舞台。ゾンビホラーな怖さは無く、全体的に笑いの要素が少なかったは残念。面白かったけど、もっとガツンとしたパンチも欲しかった。

    カントリーロードのピアニカ演奏も涼やかに聴け、残暑から秋の気配に移り行くような気分になったが心地良かった。ピアニカ前田氏、凄い肺活量だなー。
    当日パンフ無。約1時間50分。

    ネタバレBOX

    映研のゾンビ:顧問の先生と生徒2人しか居ない映画研究会による映画製作、全校生徒巻き込んで青春ゾンビ映画撮影記
    ライフ・オブ・ザ・リビングデッド:ゾンビだけど、日常生活を可もなく不可もなく過ごしているゾンビ達によるバンドやろうぜな話
    月夜のゾンビ:無名役者が最後の撮影仕事で訪れた場所で起こる世にも奇妙なゾンビサバイバル。一世一代のゾンビ演技で危機を乗切り愛する家族に一目会いたい。

    帰郷:再演。ゾンビ騒動後、帰省した男。幼なじみはゾンビになりある願いを男に託す。青春時代を過ごした郷里と幼なじみとのドライブ、道中その当時にヘビーローテーションで聴いていた邦楽洋楽を絶え間なく聴きながら、最後には郷愁と哀切を感じる。この作品は以前から好きな話だったので、再演されて個人的には嬉しい。
    一人で全てを考え、それを人前にさらけ出すのは容易な事ではないし、とても凄い事だと思う。次の公演は、不謹慎でもいいからブラックユーモア的なお話も見てみたい。
    あと伝説にならなくてもいいから、次はもっと公演数増やして下さいw

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