満足度★★★★
戦後の人々の精神的な混乱を描いた作品。
こないだまでは殺すことが善とされていた、
今は、殺すことが悪なのか。
ここに自分がいるのは本当なのだろうか。
もっと違う世界があってそこにいる自分が本当の自分なのではないか。
狂人だというが、本当は君たちの方が狂人なのではないか。
死んでいるのはどっちなんだ。本当は君たちが死んでいるのではないか。
神を崇高している者、でもその神が戦争をするような人間を作ったのだ。
その神を君は崇高するのか。
戦争を停めるため、その停めるための戦争を人間がしている。
そして、原子爆弾という恐ろしい兵器を作った。
神にしか立ち入ることのできない領域に人間が立ち入り、
人間を殺すための兵器を人間が作った。
とまぁ、さまざまな矛盾に苦しむ人間模様を描いた作品でした。
とても重たく、体に力の入る作品でした・・・・・・、
が・・・・私的には、
何と言っても、松田龍平くんを目の前で見れたのが
めちゃくちゃうれしかった。
いまや、ミズタクイメージが色濃いですけど、
私としては優作さんの息子を間近に見られたということに鳥肌の立つ思い。
また一つ夢が叶いました。