満足度★★★★
新たな才能の誕生に立ち会えた幸せ
「こんなところに劇場が!?」と思う場所にあるシアターPOO,
何年も建物の前を歩いていましたが、全く気づきませんでした。
雑居ビルの中の3階、スナックのステージを舞台に変えたのでしょう、
30人も入ったら息苦しくなるほどの小さな劇場、ビールを飲みながら
芝居を楽しめました。
チケット代は、観劇料¥1000+ドリンク代¥500 計¥1500と
映画よりも安い価格で、十分楽しめた2人芝居100分。
若い2人が、目・口・胸・・・など9つの部分をテーマに
オムニバス形式で作品を繰り広げます。
芝居か、コントか分かれ目が微妙ですが
楽しさの中に、毒や風刺もいれ、退屈せずに芝居に
引き込まれました。
限られた舞台条件の中、小道具や照明も非常に工夫して展開しており、
手作り感が上手く成功していました。
なにより、9つの作品、全てキャラクターが違うのですが
役者の2人は、見事に演じ分けています。
それぞれのキャラクターを使い分け、大人にも子供にも男性にも
女性にも移り変わり、今後、演劇をしょっていく2人になりそうな
予感さえ、ありました。
この作品のスタッフ、役者さん達の過去は知りません。
ひょっとしたら、どこかの劇団で活躍されていたのかもしれませんが
「おども」という劇団としては第一回公演、
宣伝も殆どされていないと思いますが、
偶然見つけて、鑑賞する事が出来た事に喜びを感じました。
新たな才能の誕生に立ち会えた幸せって滅多にないじゃないですか。
これからも応援したくなりました。
チケットをメールを通じて劇団で、手配をしたのですが、
非常に対応も良かったです。
どんなに素晴らしい作品でも、スタッフの方の姿勢が曲がっていると、
げんなりしますもんね。
願わくば、終演後、お見送りは、して欲しかった。
その日は、24人しか観客もいないんだから。
オムニバス芝居は鬼門
福原充則(ピチチ5)参加の
オムニバス芝居ということで期待して観劇するも、
玉砕。
複数の作家が戯曲提供するモノに
当たりを引いた記憶がない。
DNAが薄まるからな~船頭が多いと。