relate 公演情報 relate」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    青春ですわね
    大人になると、多くの友人がいつの間にか離れていき、ビジネスライクな人間関係に移行して行くのは当然のことだよね?

    そういう人間関係に空しさを感じているジンは、以前のあの頃の友情が真の友情であると、今も固く信じている。


    そんな友情を思い出させてくれるモノ、それはSNSサイトのコミュ二ティだった。

    文字だけの付き合いとはいえ、出会った人たちはあの頃の仲間と同じように思えるのだ。

    「会ってみたいよな」その一言が彼らの運命を変えてしまった...。


    SNSで出会った4人はいつの間にかSNSの電子空間に入ってしまって、抜け出せない。

    抜け出して現実の世界に戻ろうとするが戻れないのだ。

    SNSの管理人に「『ウマ』を見つけたら元の世界に戻れる。」と教えられるが、『ウマ』が中々、見つからない。


    いったい、『ウマ』とは?


    SNSの中で新たな人間関係でモガキながら4人とも、真の友情が芽生えてくる。


    お互いを思いやり、信じあう心。


    そうして・・管理人から「君達はやっと『ウマ』を見つけることが出来たから元の世界に戻れる。戻りなさい。」と聞かされるが、何故かジンだけが体が動かない。



    そう・・まだやり残した事があったのです。


    ここで、物語は終わってしまうのだけれど・・・


    過去に親友から裏切られて汚名をきせられ、すっかりひねくれてしまったSNSの住人ドロップに、「relate」を信じる心を持たせることではないか?


    ・・・と観客に思わせようとする意図が見え隠れしながら、幕は閉じます。


    途中、画像では哲学的な『友情』の言葉が映し出されます。


    クサイって言えばクサイのだけれど・・

    たぶん、友情について考えるお年頃なのかと。(脚本家)


    たまにはこんな青春を振り返ってみるのもいいかも。(って語ってる自分はどんなお年頃?・・;)



    はっきり言ってワタクシ、どーでもいいような友達100人作るより、たった一人の信頼できる人が欲しいタイプです。

    故に、多くの友人はイランのです。


  • 満足度★★★

    演劇への熱意!
     内容としては、誰しもは一度は悩むであろう友情や人間関係をテーマとしていて、興味を惹くものでした。
     ただ、なんだか盛り上がりの部分が分かりにくく、さらっと終わってしまったのが残念だったかなと感じます。
     役者の方々は、台詞なども聞き取りやすく熱意があり、「魅せたい!」という意欲を感じました。テーマが大きいので、今後時間を経て、もっと迫力の増した「relate]を観たいと思いました。

    ネタバレBOX

     ここからはネタバレ。

     コメントでも書いたのですが、観客を上手く引き込みめなかったのが残念だなと思います。
     登場人物が多かったのと、登場人物が人間関係に悩んでいる様子が簡単に終わってしまって、観客がどの人物に共感を持って観ればいいのか、どこに注目すればいいのか分からず、感情移入にまで至らなかったのかなと感じました。主役のジンだけでも、高校野球コミュを立ち上げるに至った、悩んでいるエピソードをもっと盛り込んでみても良かったかなと感じました。

     あと、ポイントになる場面で、ニーチェなどの言葉が出てきたのですが、その部分はなくても良かったかなと…。言葉が出るたびに、「あっ、読まなきゃ。」と現実に引き戻される感じがしました。
     その場面ごとに役者の人が感情を込めて語っていたので、そのまま観客に理解を委ねたほうが、観客を引き込めたのではないかと思います。

     と、こんなことをダラダラ書いても、ただの観客の一主観なので、なんとも言えませんが…。今後成長していく劇団だろうなと思います。
     また、役者方々の舞台に対する姿勢がいいので、機会があれば他の演目も観たいと思います。
  • 満足度★★

    矛盾だらけ・・・
    起承転結の「承」の部分をかなり引っ張っていたせいか、「転結」がかなりあっさり終わってしまった作品だったな・・・

    また、お話を成立させるせいか、都合良くいろんなコトを付け足していたから、矛盾だらけのお話になってしまった気もする。

    折角、今の風潮であるSNSの世界を題材に「友情とは?」という投げかけをしているのだから、もう少し掘り下げて欲しかったな・・・

このページのQRコードです。

拡大