満足度★★★
青春ですわね
大人になると、多くの友人がいつの間にか離れていき、ビジネスライクな人間関係に移行して行くのは当然のことだよね?
そういう人間関係に空しさを感じているジンは、以前のあの頃の友情が真の友情であると、今も固く信じている。
そんな友情を思い出させてくれるモノ、それはSNSサイトのコミュ二ティだった。
文字だけの付き合いとはいえ、出会った人たちはあの頃の仲間と同じように思えるのだ。
「会ってみたいよな」その一言が彼らの運命を変えてしまった...。
SNSで出会った4人はいつの間にかSNSの電子空間に入ってしまって、抜け出せない。
抜け出して現実の世界に戻ろうとするが戻れないのだ。
SNSの管理人に「『ウマ』を見つけたら元の世界に戻れる。」と教えられるが、『ウマ』が中々、見つからない。
いったい、『ウマ』とは?
SNSの中で新たな人間関係でモガキながら4人とも、真の友情が芽生えてくる。
お互いを思いやり、信じあう心。
そうして・・管理人から「君達はやっと『ウマ』を見つけることが出来たから元の世界に戻れる。戻りなさい。」と聞かされるが、何故かジンだけが体が動かない。
そう・・まだやり残した事があったのです。
ここで、物語は終わってしまうのだけれど・・・
過去に親友から裏切られて汚名をきせられ、すっかりひねくれてしまったSNSの住人ドロップに、「relate」を信じる心を持たせることではないか?
・・・と観客に思わせようとする意図が見え隠れしながら、幕は閉じます。
途中、画像では哲学的な『友情』の言葉が映し出されます。
クサイって言えばクサイのだけれど・・
たぶん、友情について考えるお年頃なのかと。(脚本家)
たまにはこんな青春を振り返ってみるのもいいかも。(って語ってる自分はどんなお年頃?・・;)
はっきり言ってワタクシ、どーでもいいような友達100人作るより、たった一人の信頼できる人が欲しいタイプです。
故に、多くの友人はイランのです。
満足度★★★
演劇への熱意!
内容としては、誰しもは一度は悩むであろう友情や人間関係をテーマとしていて、興味を惹くものでした。
ただ、なんだか盛り上がりの部分が分かりにくく、さらっと終わってしまったのが残念だったかなと感じます。
役者の方々は、台詞なども聞き取りやすく熱意があり、「魅せたい!」という意欲を感じました。テーマが大きいので、今後時間を経て、もっと迫力の増した「relate]を観たいと思いました。
満足度★★
矛盾だらけ・・・
起承転結の「承」の部分をかなり引っ張っていたせいか、「転結」がかなりあっさり終わってしまった作品だったな・・・
また、お話を成立させるせいか、都合良くいろんなコトを付け足していたから、矛盾だらけのお話になってしまった気もする。
折角、今の風潮であるSNSの世界を題材に「友情とは?」という投げかけをしているのだから、もう少し掘り下げて欲しかったな・・・