行け!花岡星児 公演情報 行け!花岡星児」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-5件 / 5件中
  • 19:30。
    後ほど。

  • 空間がうねる、ゆがむ、ループする
    大好物の時間ループものだーーー!!
    舞台の空間が渦をまくみたいにうねり、歪み、客席も巻き込まれて悪酔いしそうなのに楽しくて仕方ない。
    ちょっと仕上がりが粗い感じもしたけど、男臭い超パワーで乗り切った感。
    悪魔がいい人過ぎて、逆に人間の方が暴力的で怖かったです。
    でもヤクザの弟さんはなんかすごく好きです。この役者さんは他にどんな役をするんだろう…ちょっと追いかけてみたい。
    独自の世界観がありました。是非この独自性を伸ばして欲しいです。

  • 一人ひとりが、斜めの目撃者に なる


    スコアボードの質感が、アルミの冷たさを与えていた。



    バレてないネタバレへ!



    ネタバレBOX




    「終わらない10分間」、それは どのような状況を指すのだろうか。

    12回裏に何度も振り出して、野球場の外に向かってもなお、同じベンチに座っている。
    この点から考えると、物理的な「終わらない10分間」だろう。

    一方、球場の観客どころか、世界各国の報道官が声明を発表する事態は、ひとの内面に おいては 今までと同様に進行していることを明らかにした。


    まず、野球のベンチ裏を設定した、そのシチュエーションは革新的であっといえる。
    動かない分、狭い関係の会話劇が成立した。
    「終わらない10分間」であるため、より “動かない中の動き”を観客は捉えようとする。
    初めは花岡(息子)、次は監督(父親)、チームメイト、そして審判へと移るのかもしれない。

    次々に、観客は ターゲットを重層的な視点から“動かない中の動き”を捉えようとするのである。

    たしかに、「終わらない10分間」ではあっても、監督•選手らのパターンは変わるし、ストーリーも動く。
    だが、12回裏、花岡(息子)が三振で試合にケリが付く等々、基本のパターンは変化無し なのだ。

    決まったパターンを、ストーリーの展開に合わせて織り込ませていった技法は、やはり革新性がある。

    「SF」からの、複雑なドラマは見応え充分だった。
    ただ、チームメイトが、俳優に金をつぎ込んだ妻に激昂しないシーンは、違和感の塊である。
    人間の性分を、全く分かっていない演出だ。

    「加工バッド」を巡る、一種のサイドストーリーも そうだった。

    試合中、花岡(息子)に勧めてきて、大学時代の不正使用を 周囲に囁いたチームメイトが、それにより球場中に周知されてしまった後、彼を慰めるの どういった神経なのか。

    少なくとも、「勧めた」ことに関係させ、チームメイトを 掘り下げる べきだったのではないか。そこが触れられず、花岡親子の対立やチームメイトの夫婦関係修復の方向へ展開していった位置付けは 不自然そのものだ。


    “消極性の一体感”などと表現するべきか、舞台と客席の融合である。
    幻想の世界が少し、残ったのはリアリスティックな球場のベンチがほとんどを 占める。


    今、ここでしか、見ることのできない、LIVEだ。
    私たちは、球場にいる。

    劇場を後にした時、不気味な気分になる人もいれば、充実した感覚を持つ人もいるだろう。

    この作品は、一対一の 相撲の取り組みである。観客は何もしないが、役者も ツッパリをせず ちがう方向を向く。

    お互い掴まぬのに、一対一とは。

    動かないのに、相撲とは。


    こんは取り組みが あり得るのは、何故だろう。









  • 満足度★★★

    色々惜しかったかなぁ
    開演前の影ナレ、神宮球場に見立てたのは面白いですが、内容が全く球場に合っていなかったのが残念。
    (要は球場のアナウンス体ですが、内容はよくある観劇の諸注意)

    「鳴り物での応援はダメ」とか、野球になぞらえてやってて言うのはマイナス表現。
    そもそも芝居中に盛大に携帯鳴らしてしまった人がいたので、伝わらないならばふざけてはいけない部分かなあと。
    鳴らしたのは開演後に入ってきた人っぽかったですが。

    ネタバレBOX

    繰り返しモノって結構よく見るネタだと思いますが、作り手側を魅了するポイントはどこなんだろう?
    とふと頭に浮かんだ。
    客側からすると「繰り返しモノの芝居が観たい!」と積極的に思う人っていない気がするのですよね。
    そう考えると客が観たいモノを意識していないのかもなと思ってしまった。
    正直、集客の結果に出てしまっているのではないかと。。

    勿論、単純な繰り返しにならないように工夫はされてたと思います。

    いわゆるSFの部類に入ると思いますが、「繰り返し」という一番の肝以外の部分では嘘を排除してくれないと観てる側は小さい事でも気になってしまう。

    ウグイス嬢がワイヤレスマイクで話しながらグラウンドに降りてくるとか。
    シチュエーション的に有り得ないと言うこともありますが、ウグイス嬢の使ってるマイクってそんな引っ張り方をできるのか?と。
    好意的に考えてインタビュー用のモノという解釈もありかと思いますが、モノが違うのを勝手に使っているということに??
    ウグイス嬢一人では無理だよなあ。
    多分どうでもいい部分(笑)
    でも考えてしまうんですよ。
    その他にも細々と。

    笑わせるのが主題ではないかと思いますが、笑わせたいだろう場面で笑わせられていない空気もあった。
  • 満足度★★★★

    不思議な世界観
    有意義な時間だったように思います。

    ネタバレBOX

    小学生の夏休みの宿題を完成させるために、悪魔見習いが時間を10分間戻したことに起因するとばっちり騒動の話。

    夜10:50が何度も繰り返されることに人類が気付いているという何とも不思議な前提がありました。

    そのため、人々は人生を色々考え、野球場では花岡監督と花岡選手父子の確執が顕在化したり、他の選手は夫婦間の揉め事を話し合う時間になったり、必要なことだけど普段中々できないことを経験するある意味良い機会に恵まれました。この間、ヤクザは殺されたり生き返ったりと数奇な運命を味わっていましたが。

    結局、時間の繰り返しは終わったのだと思いますが、小学生の持っていたバットのような、機械のような物体は一体何だったのでしょう。思わせ振りな割にはサッパリ分かりませんでした。

    悪魔役は皆さんが交代でやられていたようで、結構大変だったんだなと後でじわりと気付きました。

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