春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】 公演情報 春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-8件 / 8件中
  • 気持ちいい気持ち悪さ
    衣装もセットも、ほとんどの役者さんの演技も、「もやもや」した感じを表そうとしているのがとても伝わってきました。
    大袈裟なくらいのぐだぐだ、もやもやしたセリフや動きが、現実にありがちな“中途半端さ”のデフォルメのようで、逆にリアリティがあると感じました。

  • 満足度★★★★★

    文学的芳香
    前回の「キャッチャーインザ闇」で初めて悪い芝居を観た。
    が、全然のめりこめず・・・
    少し引いたところから冷めざめと観ていて
    終わるやいなやそこに居たくなくてすぐに会場を飛び出した。

    もう悪い芝居は観ないかな・・・と。


    それから縁あって山崎彬さんが出演されている芝居を2本観た。
    その2本ともとても素晴らしくて山崎さんが気になる俳優になった。


    そして「春よ行くな」だけは観に行こうと決めた。
    これであかんかったら私には合わないと思おうと。


    結果
    観に行って良かった。







    ネタバレBOX

    美術が良かった。
    あの三角形の少し高さのある台。
    いろんな見立てが出来る。

    そして音楽。
    岡田太郎さんが客席から見える位置で効果的に音を嵌めていく。

    ちょっと私のイメージとは違う音がはめてあったこともあったけど
    この試みは新鮮だったし毎公演違ってくるんだろうなぁと
    リピート観劇したくなる欲望も出てくる。

    照明。垂れ幕。
    この二つが文学的なイメージを持った。


    今回も物語としてはストンと落ちない部分もあったけど
    前作品の妙な違和感はなく、この歪さが好感とも思える作品だった。

    でも・・・
    何に影響されているかが解ってしまった(多分だけど)
    わからないくらいに取りこんで放出して欲しかった。

    呉城さんと大塚さんの身体の使い方が良かった。
    絵馬くんは「え?女の子やったっけ?」と驚くぐらい
    可愛かった。

    これからも山崎彬と悪い芝居は注目して行こうと思います。
  • 満足度★★★★

    何とも刺激的なお芝居!
    まぁ~何とも刺激的なお芝居!
    始まりからラストまで色々な意味で愉しませてくれます♪

    主役の呉城久美さんの女の感情が伝わってくる演技は必見!
    それと大塚宣幸さん(大阪バンガー帝国)は
    もう悪い芝居には欠かせないぐらい⁈ いい味出しています!
    その他の役者さんも一人ひとりがキャラを演じきって存在感たっぷり!

    最後は驚かせられました!
    全てが舞台へと変化する!
    インディペンデントシアター2だから
    できたお芝居かも知れない!

    後ろの方で観劇したせいか⁈
    台詞がちょっと聞き取りにくいところがありましたが
    役者さん&セット、演出なども含めて刺激的なお芝居でした!

  • 満足度★★★★

    進化、進化、進化!!
    『春よ行くな』観てきました。悪い芝居はカナヅチ女に次いで2作目です。まず、一番強く感じたのは劇団員の皆さんの進化。ここから1年前のカナヅチ女の時との比較です。勝手にすみません。例えば呉城さん。カナヅチ女では重要な役柄でしたが吉川莉早さんの存在感が強すぎてあまり印象に残っていませんでした。しかし今日、彼女の神髄をみせていただきました。女優魂をみせられました。例えば、池川さん。去年より体を絞られましたかね?カナヅチ女では客演の男性陣でみえなくなってたのに、今回は存在感抜群でした。イメージを頑張っている姿と、その結果が出なかった時の失望の演技。しびれました。大阪公演も、その後の東京公演もありますんで、あとはネタバレに書かせていただきます。

    ネタバレBOX

    ストーリーは失踪した彼氏を忘れられない一人の女性から始まります。そして彼女は失踪した彼を忘れようとするが上手くいかず、彼の代わりを見つけて彼の失踪自体を自分の中でなかったことにします。個人的に一番よかった思ったシーンは、偽物の彼こと春さん(山崎さん)に大塚さんと大川原さんが殴りかかるシーン。それまで偽物の彼を本物と思い込んで現実逃避をしている主人公、呉城さんを無視するんですけど、最後の最後で現実に連れ戻します。青臭い感想で申し訳ないんですけど、自分にメリットがなくても他人のために自分を忘れる姿って、感動しました。失った彼を忘れることもできないし、彼を失ったことを無くすことはできない。現実にできるのは彼を忘れたふりをして生きていくことだけ。それは、ラストシーンで呉城さんが明るいところに前を向いて歩いていくことしか結局できなかったことと同じなのかなと。あとは、2時間は少し長く感じました。冒頭の呉城さんと大塚さんの絡みとか、マクドでの呉城さんと大川原さんの絡みとか。少ししつこいかなと感じました。
  • 満足度★★★★★

    よく覚えていない
    呉城久美が良すぎて内容よく覚えてないです。
    久しぶりに時間忘れました。

  • 満足度★★★★★

    どきどきさせられる
    おもしろかったー、よかったー
    お話なんかはどうでもよくて、ただ、ぐっとくる感情とかもやもやする感情とかいろんな感情を喚起させられることがいい!
    2時間でいっぱい感情が動きました。

  • 満足度★★★★★

    羽化した!
    作家と作品が 日常性を獲得し 一つ上のステージに羽化したように感じる
    紡ぎ出される思念の秀逸さが 身体性を持って リアルに響いてきた
    ラストシーンは日常を生きていく覚悟を 象徴しているようで感動した

  • 満足度★★★★★

    【おすすめ】春よ行くな
    久しぶりに悪い芝居のワクワクで震えました。日常誰にでもあるような狂気がうねりだす。手が届かなそうで手が届くところにそしていつの間にか芝居の真ん中に座っていました。いびつで居心地良くありませんが、ぜひおすすめします。悪い芝居で素直におすすめできるのは久しぶり。

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