公演情報
「緑が丘」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/06/28 (日) 13:00
カレーカレーグループ『緑が丘』(作/演出 鹿内聡)
鹿内氏の戯曲が良くて、拝見しながらこれは 100点以上だな、しっかり感情の細部やその背景まで、日常を背景に描けていて、当て書き的なので、瀧上ねね、服部淳子、山本泰暉、與那城史登、鹿内聡、演者達も達者にそれを受け演じ切っている。幸せとは何気ない日常にという部分に感動すら覚え、本当に文句なしだなと思って油断していたら、そこから急に意味不明の展開が始まり、幸せを揶揄し落して、悶絶し続けた。
細やかな設定でのオムニバス的な展開、かと言ってもったりしておらずアップテンポに物語を展開させるのが見事。
5人の演者が見事だった。作/演の鹿内氏の演技を拝見するのは初めてだと思うけど、何? あの見事なコミカルさ! そんなことも出来るんだ!ちょっと演じて、笑いを堪えているのが見えた気がするけど 笑。
鹿内氏のお姉さまが描かれたフライヤー、なるほど、下にというのはそう言うことなんだ、戯曲の構想段階でここが在ったのだろうかなと思える図柄だな。
実演鑑賞
満足度★★★
目黒区の緑が丘かと思ったら、千葉県の東葉高速線、八千代緑が丘駅なんだな。
スーパーの夜勤で働く二十代半ばの瀧上(たきがみ)ねねさん。兄からLINEが来て母が倒れたので奈良の実家にすぐ帰れとのこと。母とは折り合いが悪かった。高校を出てすぐ家出のように東京に逃げて来た。ずっとファミレスやらスーパーやらで目的のないフリーター生活。一度帰ろうかと思う。こっちでお世話になった人達に挨拶回り、心ばかりの御礼品を。
語り手的な不思議な立ち回りの服部淳子さん。
ファミレスのバイトで世話になった役者志望の山本泰暉(たいき)氏。喋りが立つ。BreakingDownのひかぴーに似ている。
やたら自虐的な鹿内聡氏。「こういう奴よくいるな。リアリティがある。」と思っていたら作・演出の人だった。
元彼の與那城史登(よなしろあやと)氏。NPC喋り。
詰め掛けた観客に熱がある。若い頃の村上春樹みたいな文体。期待値が高いのだろう。空気感はヴァネッサ・パラディの『絶世の恋』か。瀧上ねねさんに妙な魅力がある。運の良い出逢いがあれば凄く売れそう。黒木華みたいにその辺にいそうな『特別な普通』をまとっている。「へ?」
もう駄目だと思いながら今日を何とかやり過ごす。全てのそんな疲れ果てた連中のふと見た何だかよく分からない夢。
是非観に行って頂きたい。