NORA 公演情報 NORA」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★

    お前、演劇を舐めてるのかと。いや舐めてないと言うんだろうけど、深い部分で舐めてると思った。百歩譲っても演劇の不可能性とかもうどうでもいいのよ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    スマホを使った会話劇っていう点では新しくて挑戦的なのかもしれない。でも、観ている側としてはその“新しさ”が魅力につながらず、ただただ焦れったかった。話の進み方は遅くてイライラするし、画面の文字ばかり追う時間が長くて、俳優の演技をちゃんと味わうこともできない。正直、「これ、何を観に来たんだっけ?」って気持ちになった。しかも、物語の内容や展開もどこかで見たような既視感が強くて、新鮮さはほとんど感じられなかった。挑戦的な形式を使っているわりに、作品としての手応えは薄く、満足度の低い観劇になってしまった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ステージ前面にマジックミラーが何枚も隙間無く立てられていて、開演前は鏡として観客が映っている。どうも空席が見えてしまう。開演すると場内が暗転して光が透過しステージ上が見えるようになる。ステージの上部にはキャストの持つそれぞれの巨大なスマホ画面がリアルタイムで投映されている。基本はLINEだ。カチカチカチカチLINEを打つキャスト達。それをじっと眺める観客。録音したボイスメッセージを送ったり、ビデオ通話をしたり、写真を送信したり。素早く会話を進行する為、打ち間違いが多発。黒木華さんは多かった。

    イプセンの『人形の家』を観たことがなかったので黒木華さん主演で観れる喜び。ただ、外国人演出家による現代アレンジ、スマホがテーマ···、と知れば知る程不安は拡大。ロシア人演出家はスマホという新しい言語を使った舞台を作る為に『人形の家』を選んだそうだ。登場人物が少ない会話劇だからと。『人形の家』の夫婦間ディスコミュニケーションを現代病理として描く為のスマホ使用ではなかった。カチカチカチカチ打ち込まれる会話をずっと見上げて読んでいるだけの観客達。一体これは何の時間だ?その観客とのディスコミュニケーションをテーマにした方が良い作品になると思う。

    基本、原典通りだが何故かドクトル・ランクがいない。不治の病に冒された長い付き合いの医師。ノラを密かに愛している。

    子リスちゃんことノラ役黒木華さんのタランテラは最高。
    トールヴァル・ヘルメル役勝地涼氏は土屋佑壱氏っぽく見えた。
    クリスティーン・リンデ役瀧内公美さんはいい女オーラ全開。
    クログスタ役鈴木浩介氏のマッチングアプリのチェックが会場で受けた。

    賛否両論と言うか、どうやって関係者が今作を褒めようとするのかお手並み拝見。あの手この手で楽しませてくれ。

    ネタバレBOX

    ヘルメルが役所勤めを辞めて弁護士になり、病に罹って療養。その間の医療費生活費をノラが工面した。借金を嫌うヘルメルの為、父親から借りたと嘘をつき、実際はクログスタから1000万円近く借用。その後、父親が亡くなったので返す必要がなくなったとヘルメルには言い、隠れて8年払いの分割で返済し続けていた。いよいよ来年の1月に完済。銀行員クログスタは個人で高利貸しを営んでいたようだ。それが何らかの事件となり社会的制裁を受け、妻に逃げられた。子供達の為にも銀行員として社会的信用を取り戻したい。だがそれも今、新頭取になるヘルメルに馘首されようとしている。こうなってはヘルメルの妻、ノラに縋るしかない。ノラに貸した大金の借用書はどうも怪しい。保証人であった父親のサインはノラが勝手に偽造したもの。それを使ってノラを脅す。自分が馘首されたらこのことを世間にバラすと。新頭取の妻が詐欺事件を起こしていたなんて格好のスキャンダル。世間が黙っちゃいない。

    南イタリアの舞踏タランテラをナポリの伝統舞曲「タランテラ・ナポレターナ」に合わせて踊るシーンが印象的。ナポリ出身の外交官のクリスマス・パーティーで披露する為に毎日練習。スマホをちらちら見ながら踊るノラに苛つくインストラクター。クログスタからの告発の手紙をヘルメルに読ませないように必死のあの手この手。頭の悪そうなノラがヘルメルの意識をこっちに集中させようと思い付くものはもうコント。パーティー前日に「全て忘れて踊れなくなった」とビデオ通話でヘルメルに泣きつき、スマホ中継でダンスをリモート・チェックさせる。

    相原コージの『漫歌』だったかで携帯依存中毒カップルのネタがある。常に携帯を手にし、携帯越しでないと会話も出来ない。何かそれを思い出した。

    ノラのモデルはデンマークの女流作家ラウラ・キェラア。ラウラの夫は教師だったが神経症になり、療養生活に。その費用の為、ラウラは借金を重ねる。次第に返済に困り到頭手形を偽造。それは直ちに発覚し、怒った夫に離婚を突き付けられる。追い詰められたラウラは発狂、精神病院に入れられた。知人だったイプセンは詳細を調べ今作の構想を練る。(後年、ラウラは『人形の家』のノラは自分がモデルではないと世間に発表してくれとイプセンに頼んだがイプセンは拒否)。

    クリスティーンがクログスタを懐柔する為に、急によりを戻そうと訪れるシーンも嘘臭い。それでころっと行くクログスタも駄目男。原作通りだが。

    ノラはヘルメルが自分の犯した罪を庇い一緒に背負ってくれるものと思っていた。妻の罪は自分の罪だと。だがそれは全くの誤解、ヘルメルは馬鹿な妻を罵倒し己の保身を考えるばかり。夫の為に手段を選ばず必死に何でもやったのに。そこにクリスティーンに懐柔されたクログスタが謝罪文と共に借用書を送って来る。それを読んだヘルメルは安堵しノラを許すと言う。だがノラの心はもう動かない。ペットを可愛がり可愛がられるような主従関係ではなく、夫婦とは対等な人間と人間の向かい合いであるべきだと強く思う。このまま暮らしていてもいつまで経っても自分自身にはなれない。今、何よりも必要なことは自身への教育だと。

    ※初日に4列目で観た。

    ※「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」。またフランスの食い物にされたのかと思ったらロシア人演出家だった。(ウクライナとの戦争を批判した為、ロシアを離れて欧州を拠点にしている人らしい)。日仏芸術ラベリングで国から金をせびるシステムを蓮實重彦一派が構築した。向こうで箔付けしてから逆輸入。フランスで賞を取れば日本は土人のようにへこへこ拝む。芸術を口実に国から金をせびり取るシステム。(Rock 'n' Roll Swindleとしては凄く頭が良いとも思う。だがフランス人の鑑賞眼なんかこっちは全く信用していない。ここずっとこのシステムの壁打ち芸術ごっこばかり見せられているが日仏共にどんどん作品の質は落ちているのでは?システムの乞食ばかりが増殖。蓮實重彦なんか引きずり下ろせ。国から金をねだる芸術なんか皆死ね)。···なんて書くと袋叩きに遭うのでお勧めしません。ソシュールの言語学や構造主義なんかを仏壇に祀り上げ、呪文のように唱え拝んでおけば一安心。

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