テノヒラノ鎮魂華(ちんこんか) 公演情報 テノヒラノ鎮魂華(ちんこんか)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★

    メッセージは果たして本当に届いているのか?
    本作品は、特攻隊の話を題材とし、「命」や「生き方」についてのメッセージがテーマに、
    演出された作品だと聞いているが・・・。

    ネタバレBOX

    正直、演出が、お粗末な部分が多く、終始気になり、
    せっかくの作品に込められた思いが、伝わっていないのではないかという印象。

    木崎という主人公の目線で、観客はこの芝居を見ていくのだが、この主人公がクセモノ。
    この主人公、最後の最後まで、何がしたいのかがわからない。
    答えは明確で、彼をとりまく目的と障害が全く描かれていないからだ。
    動機は金で説明されているが、なぜ、金がいるのかわからない。
    彼が、なぜ、そこに居続け、なぜ苛立っているのかが、わからない。
    特攻兵たちのやりとりの最中、見えない存在を利用し、いろいろイタズラのようなことをするが、
    特攻兵たちのやりとりの観劇の邪魔にしかなっていない。
    もし背景があるなら、セリフや脚本にて、もっと補完しないと、
    特攻隊と同じ舞台に立つ理由がないのではないだろうか。

    現代パートと特攻隊パートで別れているが、現代パートがいまいち現代っぽくない。
    時代がいつなのかわからない。近未来なのか、それとも、80年代なのかわからない。
    あくまで、”今”の現代の人に向けてのメッセージであれば、
    主人公は観客代表となりえる。故に、現代を象徴する言葉や、物が使用されてもよいのではないかと思う。
    そして、現代パートの衣装や、小道具に対しての情熱が薄いように思える。
    主人公が繋がれている鎖が、中学生がズボンからぶら下げているようなチェーンでは、
    そもそも、無くてよかったのではないか。(おまけに、ものすごく長い)
    コメディでない以上、リアリティが少しでもかければ、虚構から現実に引き戻されてしまう。

    見せなくて良いものも見せてしまうので、
    余計、冷めてしまうことがある。
    随所に入る回想シーンは果たして、ホントに必要だったのだろうか?
    特に船が沈むところは、役者が演じる必要があったのか疑問を感じる。
    舞台は視覚的な表現に制限があり、どんなに舞台上で、
    回想シーンをリアルに表現しても、逆に面白おかしく映ってしまう。
    役者はとても熱演していてよかった。

    音響の音がとても大きい。
    合わせて音質がわるく、耳がいたかった。
    スピーカーのせいもあるのだろうが、そこは、整音し直すべきだろう。
    スピーカーの位置を変えるなど、工夫はできたはずである。
    最初から最後まで、音におびえ続け芝居に集中できないのは、苦痛でした。

    役者はとてもレベルが高く、
    特攻隊という難しい役を、とてもよく演じていたと思う。
    大変好感がもてた。

    しかし、作品に込められたメッセージは、
    本当に伝わっているのだろうか。
    もともと、伝わっている人たちだけで、
    楽しんでいるものではないのだろうか。
    そもそも劇団とは、ファン公演のようなところもあるから、
    それでも良いのかもしれないが、
    大義は若者で、今を生きる人に、知らない人に伝えたいとするなら、
    それは、いまのままでは難しいのではないだろうか。

    主人公を登場させるあたり、
    メッセージは伝わったが、すごく押し売り感が強く、
    なんとも、複雑な思いで劇場を後にしました。
  • 満足度★★★

    完成度が高い
    と思いました。
    気になったのは左利きの方と茶髪の方がいたこと、時代的にどうなのか。天然でそういう髪色の方もいますが。

  • 戦争を描いた公演にありがちだが
    「お涙頂戴」のシーンが多すぎる。先日観た公演(別の劇団)もそうだったが、登場人物全員がそれぞれエピソードを語るので、観ている側からするとだんだん疲れてくる。
    メッセージ(「戦争反対」とか「命の尊さ」)を伝えたいのは分かるが、単に具体例を羅列するのではなく、脚本の構成をしっかり考える方が良いと思う。
    俳優陣は熱演だった。

    ネタバレBOX

    主人公の木崎の設定は失敗だと思う。あんなに投げやりな性格設定では木崎に対して良いイメージは抱けない。また、やたらに苛立った様子を演じていたが、木崎が何に苛立っているのか意味が理解出来なかった。
  • 満足度★★★★

    連休中に・・
    神風特攻隊の悲劇にSFのスパイスを加えたストーリーで、役者さん方の熱演で2時間という上演時間もさほど長く感じられなかった。実際に小さいお子さんも見かけたが、学校などでも上演してほしい題材である。
    戦時中はもっと暗く厳しい状況であったであろうが、人の優しさが随所にちりばめられた脚本で、さわやかな余韻を残す。
    最後に主人公に何かしら印象的なセリフを期待してしまった。

  • 満足度★★★★

    率直な感想
    何度か公演を見させていただいて、作品のメッセージや役者さんの演技を楽しませてもらいました。
    題材が題材なので、鬼気迫る演技や、涙を誘うシーンも多々あり、特に初見では単純に物語を楽しませてもらいました。
    2回目、3回目では展開が把握できているため、脇に立っている人の動きや表情なども楽しませてもらいました。
    生の演技だからこそ伝わるものもありますが、生の演技だからこそ失敗なども目立ってしまうなと感じました。
    作品にのめり込んでいる、引き込ませられているときにセリフを噛んでしまったり、一部セリフが飛んでしまったなと感じたところもあったので、そういう点が改善されるか、上手くフォローできるといっそう作品の完成度が上がるのではないかと思いました。(素人意見ですが…)
    作品を上手く見せているからこそ、小さなミスが気になってしまうとも言えますね。
    でも、すごく難しい題材を上手く演じられていると思い楽しませてもらいました。

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