『英介とやっかいな仲間達』vol.3 公演情報 『英介とやっかいな仲間達』vol.3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ソワレ観劇
    毎年恒例になりつつあるライブハウス公演、出演者の家族もお手伝いありの、家内制工業ならぬ家内制興行。英介さん出てない為か、かなり自由度の増したイベントでした。
    その篠井英介さんはパルコ劇場に出演中の為欠席、だけどある姿で映像出演。
    総じて、三人によるショーアップ精神に溢れたコント芝居、歌、ダンス等々、楽しい時間を過ごさせてもらいましたが、ファン感謝祭的な要素が強く、篠井英介さんの名前に惹かれて見に来たら、演じ手のクオリティの違いの凄さに驚くかもしれません。
    でも面白かったです。vol.4では英介さん再登場してくださいー。

    第一部:ガラスのお面 その2~たけくらべ 美登利 de 勝負~
    第二部:トークショー+α
    約2時間

    ネタバレBOX

    開演前、山中兄演じる名物キャラクターによる場内アナウンスが聞かれた後、上演開始。
    第一部:ガラスのお面 脚本:山中聡 2年前のvol.1で登場した「ガラスのお面」の続編。まあや:山中弟、あゆ:草野、月掛先生:山中兄
    山中弟演じる、まあや13歳が岡持ち手にして登場に場内沸騰。
    第一声から自虐ギャグ連発、セリフを言うより宣伝が先(ステマかw?)というわけで過去上演作品DVD販売と英介さんの自著や現在出演中のパルコ劇場の舞台をこれでもかって位宣伝した後、物語が始まるが内容は某演劇漫画のギャグパロディ。今回、皇○の話題はなし!2年前より人手が足りない為、観客をスカウトしイラストの登場人物「さやか」となって台詞を喋ってもらい舞台完遂させたり。すでに冒頭から無茶しやがって…の連発に腹筋が耐えられなくなる。
    月影先生はまあやを叱咤連発、あゆは更にまあやへ敵意メラメラ、月掛先生は2人を煽るように「たけくらべ」の読み合わせを始めようとするが、先生とまあやの場面で一瞬「!?」な微妙な空気が舞台に流れると、どうやら台詞を間違えたらしいと判明。まあやから「台詞違う」と言われ、言い回しを変えたりして修正を図る必死な月掛先生だが、なんとか取り繕ってその場を納める事に。→結局間違ってたのはまあやだったらしいが、華麗にスルーする弟にいろんな事が脳内駆け巡った兄。先生の服の下は「全身汗だくになったわよ!」と。
    一方のあゆはAYUとしてダンサーになる、と進路変更。名前はバキュームよ!と決定。ならば三人で今後の話し合いを近くのお店でしましょうと狭い店内にデカイ三人がカウンター占領し注文。各々の環境にあった注文した後は、ダンスの練習ってどうやったら良いの?から映像転換。
    高架下?道端?で人知れず練習に明け暮れるまあやの元に表れたのはなんとエアーバンド、ブリティッシュ皇太子殿下のドラムス、ポニー!これを読んでお勉強しなさいと言ったか不明だが、手渡されたモノは「いい芝居 いい役者/篠井英介著(¥2200で絶賛発売中)」だった。
    AYUは自宅にこもり練習を始めようとすると、AYUの人の奥さんに目撃され今後その路線で行くわけね、青森のおとーさんやおかーさんにはなんて説明すんの、とプンスカ説教される始末。しょぼんとなりながらお子さんあやしてた所に、救世主の如く現れるポニー。奥様のお宝?写真集を差し出し円満解決に導くが、そのやり取りをリビングのカーテン越しに凝視している月掛先生。そんな先生も練習を開始、それを物陰から見ているポニー、AYU、まあや。
    映像が終わり、ミラーボールが一気に廻り始めるといきなりクラブ状態。役のまんま登場し、披露するのはPerfumeの「Baby cruising Love」ほぼ完コピ!生声!バキュームデビューは華々しい!あれオチはw!?

    ぐだぐだの進み具合と、お酒飲みながら見ていたのであまり正確ではありませんがこんな感じだったと思います。

    第二部は、黒子の草野、漁師に扮した山中兄、山中弟による熱唱「兄弟船」の歌謡ショーで幕開け。まるまる一曲やりきった後は、衣装から入れ替わりで着替えへ。着替え終わり三人揃った所で幕間に質問を募集し、それに答えるトークショーへ。
    山中兄がマチネでモグモグ博士やったのでソワレは収録入ってないからと、vol.1で登場した高尾山在住の天狗で登場し、兄無双状態のやりたい放題。その後はちゃんとして質問に答えてた。草野さんの「男はツラいよ」のウクレレ演奏が心地良かった。時間も押していたので全ての質問に三人が答えるというより、気づいた人が答える形式。
    某人気ドラマとその関係者にまつわるエピソード、過去の舞台公演での出来事、山中一家の話、他 等。
    興味を惹いたのが各々の芝居のやり方、稽古段階で既にある程度設定を決めてやるかやらないかについて言及されてたが、草野さんはもっと決めてからやりたい。山中兄はそうでもない派、エチュードのような即興芝居好きかも、(〜他の団体の)ワークショップに参加した事あるがある程度決めてお芝居するのも好きかも、コントやりたい云々。山中弟は「不得意」(と言っていたと思う、記憶あやふや)
    役者さんがどのような事を考えて舞台や役柄に挑んでいるのか聞く機会がないので、この話はもっとじっくり聞いてみたかった。
    他、過去と今回使用した小道具オークション。
    英介さんの「もう終り」の声が聞こえたので、最後は三人で歌う「また会う日まで」で〆。
    楽しかったです。欲を言えば次回はもっと違う形の作品も見てみたい。

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