公演情報
「桜舞~花征きて~」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
実は戦争をテーマにした演劇を観るのは今回が初めてでした。
太平洋戦争末期、特攻部隊「桜花」を巡る人々を描いた作品で、とても胸に迫りくるものがありました。音響が結構大きくてびっくりしましたが、その迫力ある音演出もあって、一気に劇場の空気と世界観に引き込まれました。
戦争という二度と繰り返してはいけない出来事。そして生きて帰ることを前提とせず、命を犠牲にして戦いにいく「特攻」という作戦が日本で行われていたこと。
その中で、大切に育てた我が子を見送らなければならない場面は本当に胸が痛みました。「勝って日本を良くするため」、そして「母や父、仲間、大切な人を守るため」に命を懸けた人々の姿に涙が止まりませんでした。
死ぬ意味を探す特攻兵の秋山と、生きる意味を問い続ける従軍看護婦の響子。彼らが見たかった景色、生きたかった未来に思いを馳せると、私たちが生きる「今」をもっと大切に生きなければいけないと強く再確認させられました。
終演後も深い余韻が残っています。素晴らしい舞台を本当にありがとうございました。