満足度★★★★
よこしまブロッコリー「隣の人」観ました
高架下・半二階という、癖の強い空間のライブバー「K.Dハポン」。よこしまのホームグラウンドです。
つかみどころのない世界の、ほんの一片を切り取って提示。
夢の中のように、異なる価値観の世界をたゆたう感触。忘れない事、忘れられない事、忘れたくない事…。終わり無き閉塞間の中でも、人間らしく「生きたい。
魂のほんの一時の溜まり場でも、心のうねり、ドラマが起きる。
K.Dハポンならではの、演技空間と客席の近さ(ほぼ同じフロア)が、世界の境界のうやむやさを感じさせる。(私の席のすぐ隣を、役者が何人も通ったり語ったりしていたw)
静かに、世界のほんのささやかな揺らぎを見つめる無数の眼。よこしまの作る世界観にぴったり。
久々に出演した主宰の演技も、物静かに光る。
四国・松山でも上演されたという「ライフ・イズ・ストレンジ」シリーズ、一挙連続上演を、いつか期待してます