満足度★★★★★
個人的にとてもツボ。
劇団初観劇。脚本も演出も非常にシンプル。クライマックスも当然の予想の範囲内なんだけど展開から終わり方まですっかり個人的にツボに入りました。随分違うのかもしれないけど自転キンの「ソープオペラ」をちょっと思い出したり。値段も1800円とお安く、お得感満点でした。
満足度★★★★★
そこに流れる空気をたのしみたい
モーツァルトは沢山作曲し、そのどれもが名曲でありながら、どれを聴いても出だしだけで、ああ、モーツァルトだなってわかるところが素晴らしい。専門的なことはわからないけれど、一貫していることの美しさなのかなと思います。
黒澤世莉さんの作品たちも、どれをとっても同じ空気を味わえるところが私は気に入っているのだなと、今回の作品を観て改めて実感しました。
公演が終わってしまえば、まるでそこに初めから何もなかったかのように片付けられて、消えてしまう舞台。
あそこにもう一度、もっといたいのに、と思わされ、次の作品も見ないわけにいかなくなります。
今日もさっきまでいたのに、もうさみしい気分です。
それでもそういう楽しみに出会えたことが幸せです。
いろんな楽しみ方がありますが、物語や演技力、演出の技術や舞台美術(今回は簡素な舞台ですが)などを理解しようと気張らずに観る楽しみ方もできる作品なので、お芝居に慣れていない方にもおすすめできます。
満足度★★★★
前作公演より格段に面白い。
前作公演は小演劇界の極上との評価にも関わらず私的には大NGで「いったこれのどこが面白いのか教えて欲しい」とネットで書いたほどだったが、今回の作品はかなり面白い。まずテキストが魅力的。再演だけのことはあるか。ストーリの進展が楽しめるし役者の個性・カラーも楽しめる。
ただ、なんだろう、★x5(私の基準だと「明日また観たい」と思う作品)ではない。キャストが替わったらまた観たいのは確かだが、今回は一度でまぁいいかなと思ってしまう。
スタイルは前作と同じくスタンダードな会話劇。
満足度★★★★
月も王子も遠くない
誰もが月へ行けるわけではないが、選ばれた人間は月へ行ける。そんな少し未来を想像させる時代設定とした作品。
月移民試験に落選した6人が残念会をやるために集まった。そこに現れたのは彼らに落選を告げた試験官。
欠員が出たので月に行くことが出来ます。そこで代表者を全員の同意の上で選出すること。月に行けるのは一人だけ。
同じ志を持って頑張ってきた仲間達。誰もが行きたい月。果たして選ばれるのは誰なのか。
初演は観てません。笑いあり涙あり万人向けの作品だと思います。王子は意外に遠くない。
オススメします。
満足度★★★★
月を見上げたくなる
時間堂初観劇。
シンプルな舞台セットのなか、ときに淡々と、ときに力強く進んでいく時間。
人には、きれいな部分も汚い部分もある。
全部含めて人。
その上で、「毒」よりも「優しさ」に触れたい人にはお勧めだ。