クラシッククラスの悲喜劇 公演情報 クラシッククラスの悲喜劇」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    脚本と設定は良かったです
    面白い脚本であり、楽しめました。探偵らしいことをするのが嫌いな探偵、という設定は良かったです。
    軽妙なセリフのやりとりが続くのでテンポが大事になるわけですが、会話がうまくかみ合っていないところが散見されました。セリフを言うことに気をとられ、意味を伝えるという部分がやや不足していたかと思います。
    あとは、どうしても動きが不自然で、棒立ちで会話するという場面が目立ってしまいました。動きに必然性を持たせたほうが良いと思います。

  • 興味深いミステリー
    正直に言えば、よくわからなかった。
    だが、そのよくわからなさが面白いとも言えなくもない。

    ネタバレBOX

    まず、この作品は一般的な意味での謎解きミステリーを志向しているのか、
    一般的な謎解きミステリーを解体しようとしているのか、その点がそもそもよくわからなかった。

    というのは、私の頭が悪いからなのか、脚本や演出が上手くできていないからなのか、はたまた敢えてそうしているのか、
    謎解きがすんなり理解できないのだ。
    勿論、なんとなく、こういうことだろうなとはわかるのだが、
    よくもわるくも、スッキリ感はない。

    一般的な謎解きミステリーを志向しての作品だとしたら、
    脚本も、それを上手く示すための演出も、もう少し観客の立場に立って考えた方がよい様に思う。

    一般的な謎解きミステリーを志向した訳ではなく、
    ある部分「?」が残ったまま観客に帰路についてほしいと考えたのだとしたら、その点はアッパレだが、
    その場合は、その「?」が単にストーリーの謎として残るというのではなく、
    もっと観客の実人生で抱えている問題と連結する形の謎として残るべきだと思う。(例えば、中井英夫の『虚無への供物』がそうであるように。)
    そうでないと、その「?」はすぐに忘れさられてしまうから。

    個人的には、一般的な意味でのミステリーよりも、ミステリーを解体した作品が観たいので、ぜひ、後者で発展させてほしいと思う。

    勝手な意見で、すみません。

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