満足度★★★
「リング」の恐怖が舞台に…描ききれず、学生運動劇団物語になってた・・・。
Jホラーの原点「リング」の恐怖を、原作小説作者自らの手で書下ろした完全新作。
これまで映画「リング0~バースデイ~」でも単発ドラマ版などでも貞子が劇団に居たことが描かれましたが、
本作では劇団所属時代、学生運動の真っただ中にあったという新たな要素が加えられました。
というより、むしろ鈴木さんは「学生運動」の閉鎖的なグループ内での葛藤を描きたかったようで、
ホラー的恐怖は物語に関係ない冒頭数分(映画テーマ「来る~きっと来る~」が流れる)と
クライマックスのみ。
当然ながら、そこを結構期待して観に行ったので、しかも原作者自らの書き下ろしだったので、肩透かしという感じでした。