幻のイントルーダー 公演情報 幻のイントルーダー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-3件 / 3件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/06 (金) 19:30

     舞台となるのは、人気小説家、藤澤智彦の自宅のリビング。
     藤澤と妻の絵里が家を留守にする間、「僕が掃除をしておきますよ!」と申し出た編集者の末国。
     普段は藤澤にコテンパンにこき使われてる末国だが、姉の希には、姉に要らぬ心配をかけまいと藤澤にはとても気に入ってもらっていると嘘をついていた。その姉が藤澤に挨拶をしたいと言い出したのだ!
     困った末国は藤澤夫妻の留守中に自分の友達に藤澤に成り済ましてもらうことを思いつく。が、そんなお粗末な計画が上手く行く筈もなくと、大体あらすじ通りどころか、そのはるか予想を超えるドタバタ喜劇要素ありのシチュエーションコメディで大いに終始笑いが止まらず、普段のストレスや閉塞感も全て吹っ飛ぶ程、大いに楽しめた。
     ただ、このシチュエーションコメディ劇に関しては、他のシチュエーションコメディ作品と違い、人気小説家藤澤智彦が劇の最後の方まで出て来ず、自分の友達に藤澤になりきって貰って、藤澤に急に挨拶したいという姉を上手く騙し通すというパターンではなく、劇の比較的最初の方で本物の藤澤が戻って来るというハプニングな要素があったりと先が読めず、姉も勝手にギャルで彼氏と一方的に別れて来たという曰くあり過ぎる友達を連れて来たりとイレギュラーな展開が続く。
     更に、同じ部屋に本物の小説家藤澤と藤澤になりきっている末国の友達が一緒にいることから、いつ姉に末国の友達が演じる藤澤が偽物だということが知れてしまうかもというハラハラドキドキ感もあって、その絶妙な緊張感が良かった。
     小説家藤澤に普段コテンパンにこき使われる編集者の末国が、姉が本物の藤澤を知らないのを良いことに、末国のイケメンだがとんでもなくおバカで、お里が知れている友達に藤澤に扮して貰い、姉を騙すためでもあるが、それと同時に普段の積年の恨みを、末国はストレスをこの機会を好機と見て、本物の藤澤を徹底的にボコボコにしたり、あからさまに馬鹿にしたりといった感じの豹変振りも面白かった。
     藤澤が浮気しているとひょんなことから勘違いを生み、姉の友達のこじらせ系ギャルの軽弾みで誤解を招きかねない発言や本物の藤澤の判然としない態度、どう見ても業界ゴロにしか見えないプロデューサーの誤解を生みかねない発言から勘違いが更に大きな勘違いを呼び、編集者の末国も今更本物の藤澤はイケメンの友達の方じゃなくてとは言えず、本物の藤澤は藤澤で違う作家の盗作疑惑が言われていて、相手に訴えられないうちに何とか穏便にことを進めようとすると言うように、各々の思惑が絡み合い、嘘に嘘を塗り固めようとして、最初姉を心配させない為に末国が見栄を張ってついた嘘が、ドンドン事態が大きくなって収集のつかないところまで来てしまう感じが大いに楽しめた。
     
     末国の友達役の俳優がが最初のうちこそ、実際に見たこともなければ、ましてや性格や癖、普段の言動も知らない小説家の藤澤智彦になりきるのに及び腰だったが、劇の途中から調子に乗り出し、途中から編集者の末国の忠告や言うことを聞かず、暴走しだして、果てはかなりのクズっぷりを見せつけ、開き直るという、見た目のイケメンな感じと勘違いしたり、乗り気になったら止められないアクの強すぎるギャップがある性格やオーバーリアクションが印象に残った。
     藤澤の妻の絵里役の俳優も、最初のうち人が良い、優しい奥さんに見えて、藤澤が浮気疑惑や盗作疑惑が明るみに出ると(実はそうではないのだが)、今までと態度が豹変し、途端に恐妻化する振り幅の落差を見事演じ切れていて、見事だと感心した。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    イントルーダーって(一人または複数の)
    侵入者という意味だそうで
    説明通りに人気小説家である
    藤澤智彦の自宅のリビングにやってくる
    様々な侵入者らが繰り広げる
    ドタバタコメディでした
    普通なら あり得そうにない出来事を
    バランス良く説得力強めで
    無理繰り進めてゆく技法は巧かった
    開演前のミニゲームは
    ミリオン ピンポンで
    終演後はポストクレジットショー15分付き
    山手線遅延で開演時間5分押し
    全席指定な90分の作品

    ネタバレBOX

    小説家が観劇に行く交通時間含めて4時間内に
    自らを担当小説家に頼りにされる編集者であると
    姉に自慢する為に友人を小説家に仕立てて
    うまくやり過ごそうとするのだが
    小説家原作のドラマがパクリ疑惑で炎上し
    慌てて妻を置いて小説家が戻って来てしまい
    姉を掃除の手伝いと偽証し
    姉は同じ小説家ファンの友人も呼んでおり
    パクリの火消しにプロデューサーも来てしまい
    姉の友人は贋小説家に惚れて連絡先渡し
    その姉の友人の彼氏が別れるものかと
    乗り込んできて小説家がパクったとされる作者と
    間違われてーと大混乱
    妻にパクリをバラされたくなかったらと
    小説家を抱き込んだ編集者君でしたが
    それもバレてと収集つくのかと思わせる事態を
    見事に着陸させてみせたのは巧かった♫
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/02/05 (木) 13:00

    あれだけカオス状態になったものを、最後によく回収できたなあ。佐野瑞樹の喜劇へのこだわりが感じられるステージでした(いつもそうなんだけど)。開演前のゲームが楽しそう。今度は挑戦してみようかな。

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