平成時代劇 萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」年忘れ公演 公演情報 平成時代劇 萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」年忘れ公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    楽しい
    内容は気軽に楽しめるもので、江戸の火消しと吉原の花魁を中心に連続不審火にまつわる恋とサスペンスな物語。

    東雲花魁の胸に秘めた思いから現れる強さがもう少し垣間見えればさらによかった。

    ネタバレBOX

    恋の山場の別れの場面で観客の携帯の振動音が響いたのは興醒めでした。
  • 満足度★★★★

    華やかで楽しい
    歌舞伎の見得のように花魁や火消し衆が並んだ姿に魅せられた!
    スピーディな話の展開で面白かった。
    初日の硬さか、火消し衆の喧嘩や花魁の告白の時などの微妙な間にちょっとハラハラさせられた。

  • 満足度★★★

    「吉原火消し衆」~東雲編~観劇です
    (来春には~松風編~やるそうです)シリーズものみたいですねー、
    遊女さんたちの舞などは、着物の艶やかさも加味して優美であったが。
    話の全体としてはのっぺりとした平たい印象を受けました。
    (う~ん例えるなら、行列のできるラーメン屋さんのスープが業務用だった。
    みたいな感じでしょうか?) -約90分-

    ネタバレBOX

    お江戸町内火消し組48組の番外組、吉原の自警火消し”萬(よろず)”組。
    その惚れっぽい組員”助六”が今回惚れたのは、
    吉原の人気花魁”東雲”である。
    だがその東雲が花魁道中すると火の手が上がるという事件があり、
    その内定に助六が、中の町にあるキジャク屋に奉公することになり。
    火事を起こした混乱に乗じて”足抜け”する東雲の計略を見抜きますが、
    結局人情にて目こぼしするというくだりを、
    さまざまな(レギュラー?)登場人物交えて展開するという舞台でした。

    助六に惚れてるが言い出せない、鉄板ラブコメ要素娘。
    ましろちゃん(診療所の女医さん)

    やはりある、火消し同士のライバル関係で登場の10番組”ち”組みの二人。
    (”消し札”とかリアルっぽいのに、纏マークが五七の桐?
    町火消しなら”ち”とかじゃないの?)
    (萬組の纏も同じ家紋だった・・・纏の字は重要と思ったが・・・・)

    助六の肌に惚れていて、刺青入れたがる彫り物師の”お文”。

    話しの説明、コメディ担当狂言回しの瓦版屋。

    ”東雲”御贔屓のご隠居さん、「いいね」のギャグは面白かった。
    実は町奉行さんだったりする、という隠し設定もGood!

    今ひとつ設定がわかり難かった、遊女に人気の”狐のお守り”。

    なかなか良かった、屋号キジャクの由来。
    男女の仲を取り持つ=七夕伝説=からの”かささぎ”の別名。

    今年の初雪の中、炎上するましろの診療所や吉原の炎上をバックに、
    東雲は助六の目こぼしで足抜けします。が雪の降り方がちとくどかった・・。
    二人の頭上のみ多く降るような設定は、いまひとつだったなぁ。

    なんとか助けたましろに、
    先にボロくなったから手直しすると渡してあった
    萬屋の上っ張りを着せてもらって火消しに向かう助六!
    とバリ鉄板なエピソードも嫌いではないんだが、抑揚が今ひとつでしたねぇ。

    せっかくの舞台なんだし、火事のシーンは思いっきり派手にやかましく。
    半鐘バンバン鳴らして、黒子さんなんかも(本当に黒子さん=好きです=)
    走り回らせたりした方が良かったのでは?

    吉原の足抜けとかは、結構しんどい罰がきたと思うし。
    (基本死罪だったような・・・・)
    放火は現代の刑法でも重罪に位置する根底ともなる重犯罪
    (木と紙&少々の土からなる都会じゃー、ねぇ良く燃えますしね。)
    ですが、舞台上は軽く感じてしまった・・・・。

    もっと登場人物たちの血肉を感じさせてくれたらなぁ・・と思ったです



  • 満足度★★★★

    年忘れに
    年忘れにふさわしい江戸文化・火消し衆の物語。気を楽にして楽しむことができました。年の終わりには万人受けするこんな時代劇が似合います。役者さんもさることながら,ダンサーさんが華やかでカッコよくて素敵でした。

  • 満足度★★★★

    惜しい。
    受付でチケットを頂いて、良い席~と喜んだのも束の間、ダブルブッキングでした。
    隣も揉めていて3席並んでダブってました。受付に戻って、相手の方が前売りだったので席を譲り、後列の端の席に移りました。
    ちなみに新しい席の奥隣の太った男性が乗り出してきて、軽くイラッとしました。舞台は面白かったですが、あまりにヒドいスタッフワークでマイナスです。

    ネタバレBOX

    現代風時代劇で、とても楽しい舞台でした。ダンスもステキで、次々に出演者が出てくるオープニング、エンディングが印象的でした。舞台も上下に別れているので、動きに奥行きや大きさが感じられて良かったと思います。

    話は吉原の放火事件を軸に遊女や火消しの生き様を描き、江戸時代の華やかな花街の様子を感じました。特にダンサーが花街の華やかな様子を具現化しているようで良かったです。火消し衆は男らしさが良く出ていました。花魁の思い人が出なかったので、想像できて楽しかったです。話の展開も、軸がしっかりしていたので分かりやすかったです。清兵衛の残忍さがもう少し出ても良かったと思います。

    助六役は生き生きと元気良く演じていた点が良かったです。花魁とのラブシーンもプラトニックな感じが出ていて、好感が持てました。政五郎は、ちょっと他の役に飲まれてしまったように思います。お鷹はしっかりした演技で、舞台を引き締めていました。はーさんは、ゆったりした話し方や佇まいにただ者ではない感じがよく出ていました。東雲は多くのキャストが舞台上にいると、埋もれてしまったような気がします。衣装や髪飾りを増やしても良いと思います。

    半七と三津五郎、寿太郎とおさいはバランスが良かったと思います。おさいは、客席に話す時に、もう少し全体を見るようにしてくれると嬉しいです。ちょっと視線が止まりがちな気がしました。大浪と小浪は強かに生きる女性をしっかり演じていました。特に小浪の強気な感じが良かったです。

    ダンサーの皆さんは華やかで色気もあって素晴らしかったです。揃って実力派なので、ユニゾンのパートで手の動きや体の向きなど揃っていない所が気になりました。キツネの踊りの前半や終盤のダンスで特に気になりました。

    作品は素晴らしく、楽しめました。ただ、スタッフワークに難がありました。入口は案内スタッフが出入りしながら案内するので、外では「…のお客様はおすすみください」ばかり聞こえて肝心の前半がなかなか聞こえませんでした。受付はスタッフが2人いるのに1人が仕切ってしまい、時間がかかりました。列が喫煙所横だったので、2人で順番に受け付けて欲しかったです。スタッフが物販に2人いましたが客はいなかったので、他に回して欲しかったです。

    劇場内では席のダブルブッキングが多かったのにスタッフが居ませんでした。階段にいたスタッフも居なくなっており、受付まで戻って申告しても、開演10分前まで狭い受付側で立ったまま待たされました。文句を言うと対応してくれましたが、前売券と当日券のダブルブッキングに対して、前売券の人だけが受付に来た席は前売券の人を移動させようとしました。指摘すると、スタッフが劇場まで来て対応していました。

    周囲の話では、以前の公演でもダブルブッキングしたようですが、対応の手際が悪いと思います。周囲の観客は呆れていました。終演後も開扉が遅れ、迷いました。総じて、チケット管理が甘く、人員の配置等、上手く人を動かせていない印象です。

    人気の劇団に限ってスタッフが問題ありというのはありがちですが、ヒドすぎました。ダブルブッキングで譲ったら何かオマケするとかのフォローがあれば嬉しいと思います。特に今回の劇場は階段が多いのに受付まで戻らされ、観劇前に不愉快になり残念です。次回は改善されますよう、お願いします。

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