『正解は、喜劇』 公演情報 『正解は、喜劇』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    8割だ……
    物語の途中で登場人物が後半を無しにしてしまう。エチュードを観ている感覚。話し続きの終わりが気になる。

  • 満足度

    同調できず
    劇世界に同調できず舞台が遠くに遠くに感じられました。

    「違う…信じてくれ…私じゃない。勘弁してくれないなら、あっかんべえ」
    公演紹介文のこのフレーズを読んだときイヤな予感がしたのですが、その予感が当たってしまいました…。

  • 満足度★★★★

    そして、「正解は、喜劇」だったのか?
    なかなかチャレンジングな舞台だ。
    その感じに「それも、いいじゃないか」と、思った。

    ネタバレBOX

    オーソドックスなシチュエーション・コメディを軸として、プラスαにいつも何か「ほんの少しだけ」想像を超えたシチュエーションを設定し、作品を見せてくれていた8割世界。
    そう、「ほんの少しだけ」の。

    今回は「筆を置く」と宣言した鈴木雄太さんが、「また書いてよ」という周囲の熱望に乗せられて、書いた作品だ。

    根拠はないが、「また書いてよ」の25%は、社交辞令だろうが(笑)、残りの65〜75%ぐらいはホントに書いてほしいと思っていたと思う。それは、今までの延長線上の作品を、だ。

    しかし、今回、それをしなかった。

    どうしてしなかったのかはわからないが、「せっかく、復活して書くのだから、違ったモノを」という気負いもそこにはあっただろう。
    そして、いつもより「少しだけ」変えるのではなく、うんと思い切りのいいジャンプをしてきた。
    この姿勢がとても気持ちいい。

    10年もやっている劇団だから、「カラー」も付いているし、「いつもの作風」に親しんでいる観客も多いだろうが、そこを敢えて通らず、新しいドアを開けようとした。

    書いたご本人も書き上がった自分の作品を読んで、「これでいいのか?」という自問自答もあったのではないかと思う。
    当然、それを、最初に受け取る役者さんたちの戸惑いもあったのではないか。
    (「小早島モルさんの出番と台詞がこんなに多くて、ホントにいいのか?」は横に置いておいて・笑)

    でも、「これで行く」と決めたということは、変に「いつものが一番」に固まっていない、劇団の柔軟性がよく出ているのではないか。
    その姿勢は、買いたい。

    しかし、内容はと言えば、少々ぎこちなすぎだった。つまり、こうした展開と内容に、書き手も演じ手も演出もまだ慣れていないということではないだろうか。

    例えば、いろんな風呂敷を広げて、疑問を観客に振りまいて、それをほとんど回収せずに、物語を別の次元に持っていって、それでラストにするという、とんでもな展開は、意図であったとしても、「回収しない」ということに対する、「対処の方法がイマイチ」なのだ。

    「回収しない」ということが「面白い」し、それが今回の舞台の「正解だ」としての判断ならば、「回収しなかったこと」を観客が納得する、というか、「仕方ないか」とか「笑っちゃったぜ」とか、というような、ちょっとした仕掛け的な何かがほしいのだ。
    (『そこで、ガムを噛めぃ!』では、ラストに回収されないシーンはあったが、それは「笑っちゃった」ので、(ほとんどの人は)文句を言わなかったと思う)

    それはなぜかと言えば、8割世界は今までできるだけ広げたモノは、回収してきた劇団だったので、観客は(初めて8割世界を観た観客も含め)、そうするのが「当たり前」の「頭」で観ているわけなので、そこの部分は酌み取ってほしいということなのだ。
    「当たり前頭」で観ている観客が「こりゃ、回収しなくてもしょーがないな」と少しでも思ってくれるような「解決」がほしいということなのだ。

    8割世界が不条理系の劇団だったら、誰もそんなことは思わないけどね。

    でも、「あれれ???」となった一瞬、物語をつかみ損ねたような感覚は、とても面白いと思った。アリだよ、アリ。・・・昆虫のアリじゃなくて「有り」ね。

    その「解決」が戯曲・役者・演出がつかめていれば、最高に変で、最高に面白い作品になった可能性だってあったはずだ。

    あと、ガンガン行って、ラスト近くに進んでいた道がなくなる、っていう感覚の面白さだっのだと思うのだが、個人的に、やはり「テンションが高いこと」=「声がでかいこと」ではないと思っているので、今回は緩急があったものの、今後は声を張り上げない、テンションの高さを期待したい。

    役者は、男を演じた白川哲次さんが、ほかの役者が進める濃いめのメインのストーリーに埋もれることなく、世界をきちんと演じていたのがうまいと思った。
    それと、小早島モルさん! 見るからに不器用そうな(失礼・笑)方なのだが、今回の活き活きぶりは、観ているこちらも幸せになった。彼は、いつも少しだけ「飛び道具的」な使われ方だったのだが、普通に演じてもなかなか面白い。
    赤田役の日高ゆいさんも、軽いボケが入りつつも、モルさんをうまく立てて好演。
    それと制作役の大石洋子さんは、登場人物の中では比較的普通の人なのだが、こういう人がいるだけで、舞台が浮つかない感じがした。

    次回は、ホームコメディらしいので、今回のようなジャンプはないと思うのだが、この公演で彼らが手にしたものは大きい思うので、それを大切に育てて、8割世界ならではのコメディを見せてほしいと思う。


    ・・・「現金つかみ取り大会」ってあったの?
  • 満足度★★★★★

    熱いメッセージを感じた。
    鈴木雄太が果敢に新しい作風にチャレンジしているところが素敵だった。
    役者が皆うまい。コメディだけでなく、シリアスな芝居でも充分通用しそうなうまさだ。

    そして本日はこの劇団のアイドル日高ゆいのアイドルイベントが開催されたがそちらもなかなか素敵だった。

    正解は喜劇。メッセージ性のある素晴らしいタイトルだ。
    後はネタバレで。

    ネタバレBOX

    サスペンスを思わせる展開で最後に大ドンデン返し。
    サスペンスのまま仕上げても面白かったと思うが、今回は正解は喜劇というところにこの劇団の熱いメッセージを感じた。

    人生には思わぬハプニングが付きもので、嫌なことや苦しいこともいっぱいある。人生はしばしば悲劇的である。でも自分の人生なのだから他人のシナリオに乗っかる必要はない。ラストシーンのシナリオは自分で書けばいいのである。

    大事なことはハッピーエンド。自分も他人=観客も幸せにする。そんな芝居を8割世界はやり続けるという強いメッセージを感じた。これからの8割世界にますます期待したい。
  • 満足度★★

    ちょっと凄すぎたかな…
    オレも基本ちゃたらーさんと同じ。
    役者さんたちのパワーは確かにすごい。でも緩急つけても良かったのでは。
    8割世界は好きなんだけど、このストーリーはちょっとついてけなかったな。
    次回に期待します。

  • 満足度★★

    えー
    役者さんたちのハイテンションについて行けませんでした。
    広げるだけ広げた風呂敷がほとんど畳まれないまま、無理やり『意味分からない』的ハッピーエンドで大団円(なのか?)を迎えたのも、腑に落ちませんでした。
    日高ゆいさんの劇中歌『置き去り』は、そういう意味でしたか。

    正直言わせていただいたら、芝居が終わった時点でもう見なくて良いかなと思った劇団さんでしたが、アフターイベントの“滑舌カミカミバトル”で、役者さん個人個人の好い人加減が垣間見えたので、また機会があれば観ようと思います。

    ネタバレBOX

    あの「千羽鶴を全て折り紙に戻した」のは、「たまたま脅迫状を出した日にたまたま爆弾ぽい何かを作っておいた」のは、「衣裳を半分盗んでいった」のは、誰だったのか、そして「演出が、演出の、演出を」どうしたかったのか、まったく答えはありませんでした。
    答えが無いというのが答えなのかもしれませんが、見ている方としたら、消化不良も良いところです。

    小野舞子の存在も、まさか本当にダジャレだけだとは思わなかったので、最後まで見て、ビガッカリでした。←ビックリとガッカリ

    それでも小林さん始め、役者さんたちが『好い人だなー』というのは伝わってきたので、次回はもっとちゃんとしたストーリーのある脚本で、も少しテンション下げたやつで、観られればいいなと思います。
    ありがとうございました。

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