HOPE 公演情報 HOPE」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    母と一緒に東京都下の古い蔵を見に来た中学生の男子が、時空を超えて「本」を命懸けで守った人たちの3つのストーリーを体験し、その不思議な体験によって彼がどう変化していくかという展開。戦時中の少女など二役を演じた立花三緒は、2年前にここで行われた新人の試演会に出ていたのを観たが(今回が初の東京公演出演だそう)、順調に伸びてきているなあと思える好演。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2026/02/28 (土) 14:00

    座席1階

    電子書籍が普及した今では、少し伝わり方が違ったかもしれない。だが、客席を埋めた多くの中高年にはすとんと落ちるお話。時空と場所を超えた三つの場所を描きながら、戦争の惨禍から命を懸けて書物を守るという物語だ。銅鑼らしい、伝えたいことがはっきりしている舞台だ。

    東京・多摩地区の古い蔵を内見に来た母親と中学生の息子。この蔵は、戦争中に都心の日比谷図書館から何万冊という本を避難させた場所だった。
    時空を超えるという舞台表現は難しい。演出の力を借りるところが大きいとは思うが、今作はよくある普通の描き方だった。特に、アトリエ公演のような限られた舞台装置では限界があるが、少し物足りなかった感じもする。
    今作の主役を務めたのは近年に入団した新人俳優。だが、中学生という設定にはやや難があったか。今作にはもう一人、初舞台という新人女性俳優も。こちらは役柄をしっかり演じきっていて、将来有望な若手のお披露目舞台なのかな、という雰囲気も。先輩団員たちがしっかりサポートし、新人を育てようという熱意があふれていた。

    戦争のさなかに「命を守るのか、書物を守るのか」とも思う。命を懸けて書物を運んで避難させるという「価値」はデジタル社会ではきっと、様変わりするのだろう。

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