崩壊寸前 公演情報 崩壊寸前」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    秩序
    2011年に結成された、桜美林大学出身のダンサー8人の舞踊団。モダンでもコンテンポラリーでもなく、やや原始的な身体表現が多かったです。

    ネタバレBOX

    最初のダンスは圧巻で、これだけでしたら個人的に評価5です。感激しました。他は、私には全部同じ種類、テンポに思えて、段々緊張感に疲れてきてしまい、凄いなと思えても楽しめなかったのが残念でした。

    最初のダンスについて。
    音楽も無しにダダダダっと入ってきたのは、全裸と見紛うかのような、金色のピッチリとしたビキニ、パンツを身につけた9人。ビンタされたり、走ったり、抱きあったり、回ったりというそれぞれ違う動きが、機械の中の部品のように、規則正しく、絡み合いながら繰り返されていきます。
    一定のリズムで、激しい繰り返しの中、音楽が入ってきて、そして、最後は少しずつタイミングがズレて、内容が変わっていく。凄くかっこ良かったです。

    その次は、演劇のスローモーション練習と一緒で、一見止まってるかのように見えて少しずつ動いてるという内容でした。この後激しいものがくるなら緩急がついて分かるのですが、この後、最後のNo.20まで、似たようなテンポでした。

    どのNo.も、最初は音楽無し、ゆっくりしたテンポで、時おり激しい動きを挟む、の共通点の連続でした。空手の型競技を見たことがありますが、音も含めてあんな感じのテンポと云えなくもないです。

    タイトルは「崩壊」でしたが、全体的に繰り返しに感じた私にはほぼ「秩序」に見えました。多分、「ダンス」という枠組みから脱却したいのではないかなぁと思いました。全体的に、かっこつけは全く無く、ストイックな身体表現の姿勢が素敵な舞踊団でした。
    客席の真面目な感じもまたストイックでした。

  • 満足度★★★★

    次のカウントで崩壊?
    じわーっと崩れるピラミットにぞっとしました!

  • 満足度★★★★

    無題
    上演時間60分。これだけの顔ぶれなので個が見えるところが面白い。

  • 満足度★★★

    魅力的な素っ気なさ
    それぞれソロや他のカンパニーで活動しているダンサー達が全員で振付・演出をしたとのことで、良く言えば多彩、悪く言えばまとまりのなさが作品に現れていて、勢いを感じました。

    金色の下着か水着のような衣装を着たダンサー達が、ドラムンベースに乗せてそれぞれが数秒のシークエンスを繰り返し続ける迫力のあるシーンで始まり、動きが少な目なソロと複数のダンサーが踊るシーンが交互に続く構成でした。
    冒頭と最後以外は全員で踊るシーンはあまりなく、後半に進むに従って音楽が用いられなくなり、静かながらも充実した内容でした。
    終盤はとても長い間隔を空けてカウントアップの声がダンスの流れとは無関係に流れ、不思議な効果を生み出していました。

    振付は様々なスタイルが混在していて、笑ってしまうような妙なポーズやムーヴメントもあったりするのですが、変に笑いを取ろうとせずに素っ気ない感じで踊っているのが魅力的でした。
    ユニゾンが多用されていて、同じ動きをするのが観ていて単純に気持ち良かったです。タイミングは揃っていましたが、形がたまにバラバラだったのが惜しかったです。

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