満足度★★★★
迫力ある殺陣!八つの珠の演出、冒頭の胸躍る盛り上がりがいい。原作を題材にした新ストーリー。
角川映画「里見八犬伝」とNHK人形劇「新八犬伝」で有名な時代劇の舞台版ですが、
前半は割と原作通り、中盤からアレンジ~全くのオリジナルストーリーに。
まずは舞台上、2つのやぐらで大きな太鼓の生演奏が迫力満点。
この音と演出でます盛り上がります。
物語の最初は阿部サダヲさん、観客を引き込むセリフ回し、
イントネーションだけで笑わせてしまうのはさすがです。
そして、スピード感のある殺陣が見事。チャンバラは燃える!
パンフレットに映画ではバシバシ当てていくくらいだけれど
舞台では逆に当てないで離すのが難しいそうですが、
客席から見ると近いか当たっているようにしか見えない。
(他の舞台では昔ながらのパターンの殺陣で、しかも人と剣、剣と剣が
かなり離れて見えるのもありました。)
また、8人が次々に集まるエピソードは、やはりわくわくします。
特に「八つの珠」が舞台上で光って自在に飛び回るので、
ビジュアル的にも俄然盛り上がる、この演出が巧みです。
ただ、途中からは全く違った展開になって、びっくり。
この題材で大劇場で新感線がやるのとは違うか
確かに規模的にはこれはこれでありかも知れませんが、
新橋演舞場か明治座で、
正統派でも観たい!
私はNHK「新八犬伝」を毎週見ていたほうです。
当時大ブームでした。
そして「八犬伝」の次はNHK人豪劇でも「真田十勇士」だったのと同じく、
8月赤坂ACTシアター5周年、脚本中島かずき、演出宮田慶子、主演上川隆也、主題歌中島みゆき、
来年1月日本テレビ60周年特別舞台、青山劇場、脚本マキノノゾミ、演出堤幸彦、主演中村勘九郎・松坂桃季
が続きます。
満足度★★★
ラストが違っていれば
やっぱり面白かった。
阿部サダヲさんは自分を魅力的に見せるツボを心得てますよね。
かわいくて、たまにカッコよくて?サイコーでした。
瀬戸康史さん、中村倫也さんも良かった。
和太鼓は、気持ちよかった。
ただ、あのラストは個人的に好きになれなかった。うーむ。
満足度★★★
勿体ないことをした…
チケット代が高かったので、ケチってコクーンシートを購入したんだけど、失敗だった〜。
仕掛けや捌けた役者さんが見切れてしまったり、逆に舞台の1/4はまったく見えないという…。
いや、観にくいんだろうとは判っていたんだけど、これほどとは。
後ろの方でも良いから、正面席でもう一回観たいと思ってしまった。
やはり阿部サダヲちゃん、いい!
特に期待してなかったけど、瀬戸康史くんもなかなかステキ。
数年ぶりの中村倫也くんはますます色気が♪
田辺さんは難しい役どころのせいか、ちょっと硬かったなあ。
演出もかっこ良くていいんだけど、せっかくなら五人揃ってゴレンジャー!みたいなノリももちょっと欲しかったな。
で、肝心の前田さんは…(^^;
満足度★★★
二階堂ふみさんが凄い
善悪魅せる! 面白い!楽しい!
コクーンなのに本多劇場ぽくて、見ている場所を勘違いしそうだった。
全員に照準絞ると簡単に4時間超えそうな話、その分端折っているのは致し方ないか。
ガヤ衆、和太鼓から大見得に至るまでマッチャーのこのまとめ方好きなんだけど、全体的に若手役者の活躍場面が多く見え、他の役者の使い方にどこか勿体なさ、のような物足りなさも。
終盤の台詞は青木さんらしいと思ったが、個人的にこの手の現代社会に置ける人間愛みたいな〆方は勘弁して欲しい。冒険活劇として、とことん徹して欲しかった。
満足度★★★
豪華な出演者です。
なんていうか中途半端な気がしました。
地味な脚本を派手に演出したからなのか?
私の偏見もあると思いますが、出演者のファンじゃない方には
面白かったか聞かれたら口ごもりそう、お勧めは出来ないですね。