新春浅草歌舞伎 公演情報 新春浅草歌舞伎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★

    若手の華やかさ
    若手中心の座組で、年明けにふさわしい華やかさが感じられる公演でした。

    『毛谷村』
    部分の抜粋なので物語としては物足りなさを感じましたが、短い時間の中に立ち回り、義太夫、子役といった様々な見せ場があり、シリアスな場面もコミカルな場面もあって楽しめました。
    お園を演じた中村壱太郎さんが美しく、ときにはとぼけた味わいも見せていて印象的でした。

    市川海老蔵さんによる口上は、新年の挨拶に続いて市川家伝統の「にらみ」が披露され、迫力のある姿で客席を沸かせていました。

    『勧進帳』
    ずらっと並んだ出囃子が祝祭感を盛り立て、定番作品としての力強さが感じられました。
    海老蔵さんの弁慶は、元々古めかしくて分かりにくい台詞を少しこもらせた声色で言うので聞き取り難かったのが残念でしたが、若さ溢れるダイナミックな舞が良かったです。特に終盤の酔っぱらって踊る場面での豪快なよろめきっぷりが印象的でした。

  • 満足度★★★★

    若手の初大役
    新春の初歌舞伎はやっぱり「寿曽我対面」です。綺麗でおめでたい感じがとても好きです。

    私的昼の部の目玉は、松也さんの五郎に壱太郎さんの十郎。歌舞伎座では観られない若々しい曽我兄弟でした。
    正直、形を取るのが精一杯というのが透けて見えましたが、大役に挑戦する若い役者さんというのは、こちらも観ていて気持ちが引き締まりますし、この先の楽しみを思うとなおさら、今この時期を見てよかったと感じます。

    海老蔵丈も夜の部の口上で「15年前、新之助時代にここでやらせてもらった武蔵坊弁慶が……」と、初大役の思い出を語っていました。
    その海老蔵は幡随長兵衛が初役。
    新春浅草歌舞伎は、これからもそういう場であってほしいですね。
    (来年は梅枝に八ツ橋やらせて。個人的なお願い。)

    予想どおりですが、会場は海老蔵ファンでいっぱいでした。
    拍手の音が違うもの。昼も夜も海老蔵祭。
    でも、隣の女性は夜の部「毛谷村」の杣斧右衛門が海老蔵だとは気付かなかった様子でした(笑)

  • 満足度★★★★

    若手の歌舞伎役者たち
    寿曽我対面は曽我兄弟の仇討物語。冷静な兄と豪放なが繰り広げるにぎやかで豪華で観ているほうも気持ちが自然と盛り上がる。

    極付幡随長兵衛は、俠客の長兵衛と敵対する水野との対決が繰り広げる活劇。

    海老三はじめ若手が縦横無尽に演ずる姿は気持ちのいいものである。

    余談だが帰りに浅草寺にお参りにに行ったが、混んでいたので辞めた。

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