演劇

上品芸術演劇団プロデュース ドラマリーディングと音楽演奏のつどい  3本連続上演企画

この世界と風と

デザイン:秋山ののの

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演劇

上品芸術演劇団プロデュース ドラマリーディングと音楽演奏のつどい  3本連続上演企画

この世界と風と

実演鑑賞

上品芸術演劇団

Ishizuchi倉庫(愛媛県)

2025/11/23 (日) ~ 2025/11/23 (日) 公演終了

上演時間: 約4時間10分(休憩含む)を予定

休憩時間:各作品の合間に10分ほどの休憩があります

公式サイト: https://jouhin.wixsite.com/jouhin

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
世界は大きくゆれうごいています。気候まで地球まるごとかわっていきます。
大阪を拠点に活動する劇作家二人と、伊予西条に住む劇作家鈴江俊郎が、この時代のこの時期に上演の競い合いをします。
競い合いのルールは、「この世界と風と」ということばを台本に一度でも登場させること。これだけです。
このこ...

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公演詳細

期間 2025/11/23 (日) ~ 2025/11/23 (日)
劇場 Ishizuchi倉庫
出演 鈴江俊郎、城間里沙子、武田詩乃(おとじかん/鍵盤ハーモニカほか)、室屋和美、南出謙吾
脚本 鈴江俊郎、室屋和美、南出謙吾
演出 鈴江俊郎、室屋和美、南出謙吾
料金(1枚あたり) 2,000円 ~ 2,000円
【発売日】2025/10/12
公式/劇場サイト

https://jouhin.wixsite.com/jouhin

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 15時 音楽演奏とドラマリーディング 
上品芸術演劇団・おとじかん「とうさんがしんぱい」作・演出 鈴江俊郎
16時 二本目ドラマリーディング
室屋和美「炊き込みご飯ベスト50」
作・演出 室屋和美
17時 三本目ドラマリーディング
南出謙吾「また、この風」
作・演出 南出謙吾
18時 四本目音楽演奏とドラマリーディング
上品芸術演劇団・おとじかん「とうさんがしんぱい」作・演出 鈴江俊郎
18時50分から アフタートーク(約20分)
劇作家三人出演
説明 世界は大きくゆれうごいています。気候まで地球まるごとかわっていきます。
大阪を拠点に活動する劇作家二人と、伊予西条に住む劇作家鈴江俊郎が、この時代のこの時期に上演の競い合いをします。
競い合いのルールは、「この世界と風と」ということばを台本に一度でも登場させること。これだけです。
このことばに触発され、どんな筋のどんなタッチのドラマが現れるでしょう。
この世界のことを考えながら、ちいさな人間の生を描き、見つめてみよう。
劇作家は繊細に描くセリフのどこかに、世界を斬る大胆な刃をしのばせるのです。
一・四本目の鈴江作品は西条を拠点に活動する音楽療法家・ピアニスト武田詩乃の様々な楽器演奏を軸に組み立てる構成作品です。クラシック音楽の生演奏を中心とする新たな形式のパフォーマンスへの取り組みです。
二本目の室屋作品は、生活の中に潜む痛みとかなしみを、それとは裏腹な陽気な表層の中で描ききる、矛盾に満ちたタッチを特徴とする女性劇作家、初めての愛媛上演になります。劇作家南出謙吾とともに、劇作家二人が演じるドラマリーディングという企画は世界に類を見ない挑戦です。
三本目の南出作品は、ひとりしばいです。2020年伊予西条での上演で初めて取り組んだ劇作家自身によるひとりドラマリーディング、三作目の洗練は確実なものになってきています。
三人の劇作家が、時代の風を受けて、議論の分かれる様々な立場の見解を、思わず知らず反映した葛藤をえがくことになります。悲喜こもごも、ごちゃごちゃに、客席とともに考える機会にしよう。そういう企画です。

【上演の概要】
◇上品芸術演劇団・おとじかん共同制作
【音楽演奏とドラマリーディング】
「とうさんがしんぱい」
作・演出  鈴江俊郎
出演    鈴江俊郎 城間里沙子
音楽演奏 武田詩乃(おとじかん/鍵盤ハーモニカ ほか)
照明プラン・音響プラン・舞台美術プラン 鈴江俊郎

◇室屋和美 【ドラマリーディング】
「炊き込みご飯ベスト50」
作・演出  室屋和美
出演    室屋和美・南出謙吾

◇南出謙吾 【ひとりしばい ドラマリーディング】
「また、この風」
作・演出 南出謙吾(りゃんめんにゅーろん/らまのだ)
出演    南出謙吾

【おおむねのあらすじ】
◆音楽演奏とドラマリーディング(上品芸術演劇団・おとじかん共同制作)
「とうさんがしんぱい」作・演出 鈴江俊郎

――娘と父の手紙のやり取り。手紙を読むことで成り立つドラマ。
娘は大学生。都会で、一人暮らしを始めた。
父親はいちご農家。忙しいから遠く離れた農村暮らし、都会の娘の様子を見に出かけていくことは容易ではない。娘が心配でならない。娘は奔放に都会暮らしの中で青春の悩みを悩み、喜びを喜ぶ。その一喜一憂に一喜一憂する父。娘は田舎暮らしでは体験できなかった危険な都会での人との出会いをくぐりぬけ、とんでもなく先鋭的なお笑いライブ出演などにのめりこみ、そして先鋭的な政治活動にまでまきこまれ…
これを子離れというのだろうか。翻弄される父の七転八倒は、時代の空気を背景にすさまじいものになっていくのだ。


◆ドラマリーディング
 「炊き込みご飯ベスト50」作・演出 室屋和美

――毎日うつむいて、毎日お米を研いで、毎日夕食の準備をする。
炊き込みご飯は夫の好物。今は旬のソラ豆が具材のメイン。青臭くてあまり好きじゃないけど、
これじゃないと嫌だと言うし。ソラ豆は空に向かって伸びていくらしい。
それなのに、私は。

パン教室の山際さんと食事の約束をした。「ちょっといい店に行くからね」
慌てて美容院に行く。まだ20代なのに白髪が多くて恥ずかしい。
髪を染めている最中もご飯の具材のことばかり考えている。蓮根。にんじん。きのこ。鮭。
うつむいて、料理本の頁をめくる。

誰かに見つけてもらいたい。あの日「空」という名前をつけてもらった苗みたいに。きれいな髪の私の。
どうか手を握って。不安定な主婦の気分が展開する物語。



◆ドラマリーディング
「また、この風」作・演出 南出謙吾

――会社が不祥事を起こした。
責任は自分にある、いや責任をなすりつけられた、うんだから責任は自分にある。雇われ社長なんて、そんなものだ。明日、謝罪会見を開いて、失脚する。
家の中にトンボが飛び込んできて、大騒動のようやく逃がしてあげた。
優しさなんかじゃない。家の中で死なれるのが面倒なのだ。

数十年ぶりの旧友からの突然の電話。日本の未来に絶望したから、もう死ぬなんて言う。
油断するとすぐに「死ぬ」と言って電話を切ろうとする。
こっちは謝罪会見の準備もあるんだ。嘘でもいいから「死なない」と言ってくれたら、すぐに切ってあげるのに。

電話の向こうは夜風。星の煌めきすら聞こえてきそうな、きっと断崖。
その他注意事項
スタッフ

[情報提供] 2025/10/12 23:26 by 南出謙吾

[最終更新] 2025/10/13 08:44 by 南出謙吾

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