田 公演情報 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★★

    オイスターズ「田」観ました
     役者の舞台上の立ち位置が時間、空間、ストーリー進行を制御する劇空間。多方向から現れ、さまざまに切り替え演じ、出て行くのを繰り返す役者陣が、凄まじく大変な手法(先日観たジエン社どころじゃない)。舞台を俯瞰して見る円形劇場ならではの劇構成。「理数系ギャグ」といわれるとり・みきのマンガの作り方を連想。
     劇王Ⅸ「鹿」を突き詰めたかのような、暗黒青春活劇。前作「豆」とは対極の、一人称世界。作・演出が古傷を徹底的に見つめ、まさぐるような物語(私も身に覚えあり)。半暗転でのあまりに絶望的な孤独感がキツい。存在、現実感に悩める若者に観てほしい(あまり助けにならないけど)。

  • 満足度★★★

    異色作
    いつもは会話のズレから生じる間にクスリとさせられるのだが今回は・・・ほとんど笑えなかった。

    ネタバレBOX

    主人公は舞台の中央から動かない。見渡せる舞台上が主人公の世界。世界の中心が主人公。
    絶対的主人公であるはずなのだが、影は薄い。
    自分の世界のゲームを遊んでいると思い込んでいるのだが、実は現実。
    誰もが思った事のある、思い通りにならない世界を嘆くだけのお話で終わってしまった印象。
  • 満足度★★★★

    自分は勝手に自分にならない
    自分という存在って、自分だけがつくり上げてきたものではなくて、親や兄妹や他人から受けた影響や環境が、いくつも折り重なって できているもんだと思ってて。


    だから、この作品に対しては、共感するよりも、なんだか 自分そのままの営みを見せてもらえたような感覚でした。


    親に大切にされ、兄妹に大切にされ、不特定多数の他人に大切にされ。

    大切にされているはずなのに、自分の行き場がなく、自分を認めてもらおうと無駄にあがいても なお、虚しい。


    「素直」になれば、もっともっと 自分が救われるのに、それもできない。



    歪んだ空間から空間へと、 素直な自分を隠し続けた罰のように、繰り返されるいきどおり。


    それでも、まっすぐ進んでゆくと、靴を脱いで 胸を張る。



    どこにでもある、お話が 具現化されたような ひとときでした。

    一人何役も 瞬時に演じた役者さんたち は 気持ち良かったです。

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