劇団クセックACT 2025 劇団解散さよなら東京公演
劇団クセックACT 2025 劇団解散さよなら東京公演
実演鑑賞
シアターX(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/19 (水) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
https://www.ksec-act.com/
| 期間 | 2025/11/19 (水) ~ 2025/11/19 (水) |
|---|---|
| 劇場 | シアターX |
| 出演 | 榊原忠美、吉田憲司、平井智子、大崎勇人、加藤由以子、清水絵理子、山田吉輝、鈴村一也、川瀬結貴、今枝千恵子、斉藤弥生、吉川統貴、安部火韻 |
| 脚本 | |
| 演出 | |
| 料金(1枚あたり) |
4,000円 ~ 4,000円 【発売日】 4,000円 (完全予約制) |
| 公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
| タイムテーブル | 11月19日(水)18:00 ※開場は開演の30分前 |
| 説明 | 『ドン・キホーテ』前編の小説構造は実に「雑」です。ドン・キホーテとサンチョ・パンサの冒険譚以外に、羊飼いの娘マルセーラに振られたグリソストモの失恋物語、突如として語り始められる「愚かなもの好きの話」、フェルナンドのドロテアへの恋の誑かし、幼いルシンダとカルデニオの純愛、「捕虜の身の上話」、ルイスとクララの拙い恋物語、レアンドロがビセンテに騙される結婚詐欺など、種々雑多な話が詰め込まれています。後編を書くにあたりセルバンテスはこういった挿話を省き、ドン・キホーテとサンチョの二人を主人公にして物語を展開しており、前編のドン・キホーテと後編のドン・キホーとではまったく違う人物のように思えます。ズバリ言えば、後編は読者から期待されるドン・キホーテを主人公に据えて、人から狂っているといわれる頭脳で、彼の騎士道論(正義とは何か、何をもって正義というか)、歴史論(歴史とは物語りなのか事実なのか)など、明晰な思索を語りたいだけ語らせています。もしかしたら、それは、主人公に同化した作者セルバンテス自身の思考なのかもしれません。そういう点から逆説的にみてみると、セルバンテスは前編では自分が期待していないドン・キホーテから書き始めたので、荒唐無稽な冒険談を存分に書けたのかもしれません。ただ首尾一貫しているのは、ドン・キホーテの「狂気」です。そして、この本を読み進めていくうちに、「あの人はおかしい、狂っている」という人は「実はおかしくないのか、本当は狂っていないのか」、その人こそ「おかしいのではないか、狂っているのではないか」と思わせる仕掛けに、我々はまんまと嵌ってしまいます。ところで、あなたはどちらでしょうか? |
| その他注意事項 | |
| スタッフ | 原作:ミゲル・デ・セルバンテス 翻訳・構成・脚本:田尻陽一 構成・演出・舞台美術:神宮寺啓 舞台監督:鈴木寛史 音響 :田中徹 照明 :花植厚美 衣装 :まさきよしこ 制作 :劇団クセックACT |
もっと読む