公演情報
「絶滅のトリ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/11/17 (月) 16:05
絶滅危惧種の鳥の保護/繁殖のために島で活動しているグループの群像劇。
新たに加わったミステリアス(?)なメンバーをきっかけに微妙に保たれていたバランスが崩れてゆくさまを、じっくりと時間をかけて並べたドミノの牌が終盤で次々に連鎖して倒れてゆくように見せる110分。
この終盤の「あの歌」が流れる中、台詞なしに演技だけで見せる手法に奇しくも少し前に観たたすいち「果てなしランデブー」と通ずるモノがあり共時性にビックリ。
あと、(この会場で)かなり凝ったツクリにした舞台美術も見事。
なお、ONEOR8の初演は未見。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/11/15 (土) 19:05
ONEOR8の2010年の作品を、小劇場系の達者な役者を集めて上演したが、ちょっと笑えて切ない物語。(2分押し)109分。
観ていないと思ってたONEOR8の初演を観ていることが、始まって分かった。絶滅危惧種の鳥であるオウカンチョウが住む島で、オウカンチョウを観察し保護する仕事をする施設で働く若い男女の群像劇で、諸事情で「おばさん」のノグチ(吉水恭子)が島に来たことから物語は動き…、の展開。初演の感想に「微温湯的生活の問題は、中途半端なことではなく、抜け出せないことである、ということを、改めて思い出させてくれる」と(MIXIで)書いたのだが、今回もその感触がよく出ていた。吉水を除いては観たことがない役者陣だったが、小劇場で経験を積んでいるらしいことが良く分かる素敵な舞台だった。終盤、「木綿のハンカチーフ」が流れる3分強の間に台詞なしで物語が展開されるところが特にイイ。エンディングの希望ある感じも良い。
実演鑑賞
鑑賞日2025/11/13 (木) 19:05
価格4,300円
初日を観劇
事前情報一切入れずに観たので(なるべくいつもそうしている)始めのうちは設定や状況がよくわからなかったが、次第に色々な事が明らかになる。今の時代のモラトリアムといえるものはこういう形になるのかという感想。そしてやはり最後は破滅に向かう