Chanson de 越路吹雪 ラストダンス 公演情報 Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    越路吹雪の半生を岩田時子との友情を軸に、戦後演劇業界の発展を背景に描く、7人で演じるミュージカル。柳家花緑さん、すごい!
    越路吹雪の半生を岩田時子との友情を軸に、戦後演劇業界の発展を背景に描く、7人で演じるミュージカル。
    観て笑って少し泣けて。瀬奈じゅんさんの越路吹雪は常に若く美しく明るい。
    しかし、心の葛藤や、苦悩、どろどろとした内面などはほとんど描かないので、
    楽しく観れるけれど、終わってみると、上辺を駆け足でなぞったような感じを受ける。
    それはそれでいいのかもしれないけれど、やはり少し物足らない。それだけではないはず。

    宝塚、日劇、東宝ミュージカルやそれら関係者などが実名で登場するのがとても興味深い。
    特に、菊田一夫先生なんか、越路に毎回食事をすっぽかされるコメディレリーフになっちゃってて、面白い。
    それにしても、この菊田先生を演じる柳家花緑さんはすごい!
    6人だけ、しかも豪華顔合わせ、ミュージカルが得意な俳優さんばかりの中では、突出して異色の配役。
    この中で堂々と歌って踊って笑いもとって、役をこなしている花緑さんは、ほんとにすごいと思う。
    (出演作『宝塚BOYS』は観ました。)
    6人の俳優さんたちのチームワークの良さ、いい雰囲気が伝わってくる温かい舞台でした。

    【蛇足?】別所哲也さんがパンフの対談で、映画「ULTRAMAN」の
    ウルトラマン役、別所さんと、ベムラー(敵怪獣)役の大澄賢也さんが共演、
    と言っていて特撮マニアには嬉しいひとこと。

    ネタバレBOX

    菊田先生にスポットが当たって、チャンチャン、みたいな・・・この扱いで大丈夫なんだろうか。(^^;)>
    東宝ミュージカルの「屋根の上のバイオリン弾き」では出番が少なくて・・・とか、そのシーンでは
    なんと「しきたり」のワンフレーズがそのまま歌われるし。

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