ふかい疵 公演情報 ふかい疵」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-1件 / 1件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    舞台セットは田舎の山道や炭焼き場等を
    簡略化再現したもので
    高低差等凝っていました
    小道具としての衣装等も
    しっかりと時代らしさを出していましたがーちょい台詞の噛み噛み等が残念だったな
    話は終戦間近の男女の話で
    割と王道的な感じで違和感や齟齬などは
    感じられなかった分科白とかはねぇ
    と思った 約1時間強の作品
    「めしあげ」漫画とか思い出したデス

    ネタバレBOX

    炭焼き場に居る女性に
    初老の男性が訪ねてくる
    最近若くして亡くなった女性の姉
    その姉の子に会いに来たらしい

    幕の間には朗読劇風にナレーションを
    読んでくれる方々が
    毎交代で説明してくれます
    暗転しピンライトUPでセット変えしつつ

    その25歳で亡くなった女性と
    駐屯地に居た軍人さんの
    出会いと別れの話が回想として
    メインに進むのが本作品であります

    食料調達で五貫目の芋を買いに行かされた
    軍人星野が憎まれ口を叩きつつも
    足場の悪い山道で芋五貫目は
    重くて大変だろうと代わりに買ってきてやるという山に慣れたヒロインとの
    出会いから終戦直前10日前の
    別れまでを描いたのが流れです
    逢瀬を重ねて子まで成したが
    軍に厭われ転属となり戦地にて死んだ事を
    星野の元上司に知らされ
    一人子育てをしていたが
    死期を悟り子供の祖父母に手紙を出したのでした
    冒頭で会いに来た遺児が
    息子の残した一粒種と手紙で知り
    星野の父が会いに来たという筋です

    亡くなった姉さんは
    軍人さんと逢瀬を重ねてた一本杉の根元に葬られ
    子も母の眠る一本杉によく行くとしてました
    冒頭の人間関係等は
    もーちょい丁寧で印象付けた表現が
    欲しく思われたデス

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