公演情報
「『いつかへ』(アーカイブ配信)」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
横浜大空襲を起点に3つの時代を重ね合わせて、家族のつながりをテーマに描いた物語。今の当たり前の日常がすごく繊細に描かれていました。横浜大空襲の演出が見事でまるで本当に空襲に遭ったような錯覚を覚えました。過去の作品も興味が沸き、物販でDVD1本を購入して、劇場を後にしました。また観に行きたいです。
実演鑑賞
満足度★★★★
3つの時代が交差していくので、初めは繋がりが分からず少し混乱したのですが関係性が分かるにつれ縁の深さにじんときました。戦時中の表現が音と赤いライトのみなのにとても怖く何度もビクッとしてしまいました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
心が揺さぶられる公演でした。人の意識は留まり続け、時は流れても繋がることができるのだと感じました。上演後は何故か心がポカポカする不思議な舞台。
実演鑑賞
満足度★★★★
物語は、横浜大空襲を始まりとし 命の繋がり 人の絆を情感豊かに紡いだヒューマンドラマ。少しネタバレするが、3つの時代を往き来し それぞれの時代で共感するようなエピソードを点描する。三世代にわたる 長い時間軸の中で、人の想いがゆっくり収斂していく。各時代に感動的な場面を描き、泣きそうと思った瞬間 明るく歌い楽器(ハーモニカ)を吹く。それの繰り返しのようで、感情を波動のように揺さぶり 高揚感を満たしていく。もう このまま泣かせてよ というところで寸止めするような感覚、そしてラストには大きな感動が…。
けっしてお涙頂戴といった物語ではなく、生きることのすばらしさ、人の縁や絆の大切さが感じられる滋味溢れる話。物語を支えているのが照明と音響/音楽=歌と1つの楽器。叙事的なことを背景にしているが、舞台としては抒情的に描いている。そこに人生のリアリティが垣間見えてくる。ただ、途中で不可思議なことー現実の中に仮想的な描き方を紛れ込ませる、それをどう解釈するのか ちょっと悩む。
上演前に脚本・演出の岡﨑貴宏 氏が 当日配布した人物相関図は、観劇後に見てほしいと。1人複数役を担うキャストもいるが混乱することはない。ちなみにタイトル「いつかへ」は 時制ではない。
(上演時間2時間 休憩なし) ㊟ネタバレ