さる 公演情報 さる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    会場の水性って、元々クリーニング屋だったフリースペースなんですよね。
    その会場をうまく使っていて、こういう飲み屋さんあるよなって美術を立ち上げていて。
    客席と舞台の取り方もよくあるのとは違っていて、おかげで会場の小ささからくる、せせこましさをあまり感じなかった。
    特にシャッターとカウンターの使い方が良かったな。

    上質な3人芝居。
    モヘーさんって、間が独特で、会話の噛み合わない感じが味だったりするんですが。
    そのあたりと、今回のシチュエーションコメディ的な作りの相性が抜群だと思った。
    不穏さを感じ取りながらも笑ってみてると、後半は決壊して地獄絵図。
    でも彼方へ行ってしまうのではなくて、なんだか残るものあった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    (笑えた度)5.1(今感)4.08(完成度)5.1(平均)5

    異能で孤高の文学者、モヘーさんによる3人芝居。
    ミニマムなマジックリアリズム風味演劇。

    ダウナーな日常から出発して、想像もしていないどこか彼方へ連れて行ってくれる、極上の75分。

    ネタバレBOX

    モヘーさんの抑制の効いた変か普通かキワキワな動き、
    わかさんの振り切れた瞬間に輝く異常感、
    柿原さんのひたすらリアルな人間の怖さ。
    これは、ホラーです。

    かたや、笑いも極上。
    米津Lemonがかかった瞬間に爆笑。
    音入れで笑いをとる凄み。
    サカナ新宝島もドンピシャ。
    いやー、絶妙なとこ、ついてくるなー。

    細部がじわじわくる。オフビートな笑い。
    ナポレオンダイナマイト、インスタント沼、
    最近だと超絶異才竹林亮のMondays、みたいな。

    諦めていた夢を再びみるのは、地獄の1丁目なのか? 
    いっとき芸道に片足を踏み入れし者、大多数に訪れる、圧倒的なリアル。

    Mondaysでは、夢の再チャレンジの結末はよくあるハッピーエンドではなく、ビターエンド寄りのフラット。
    現実はそんなもの。
    考えようによっては、そんな宙ぶらりんなリアルは、逆に極めてビターな夢のあとさき。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ヒリヒリ!ケラケラ!おもしろかった!ここ2年ほどでいくつか松森モヘー作品を観てきた中でいちばん好きかも。見易くもあると思う。すごくオススメ!!

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