公演情報
「誠實浴池 せいじつよくじょう」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
庭劇団ペニノと、台湾の団体「Shakespeare's Wild Sisters Group」による合同公演。初演は2024年に台湾にて、今年2025年に豊岡、富山、そして東京とツアーを行ってきました。タイトルを日本語で表記するのなら『誠実浴場』でしょう。浴場又は欲情。あるいは浴場で欲情。かもしれません。ホームページには、「夜毎、大衆浴場に戦死した男たちがやってきて、残してきた女を想い〈プレイ=演劇〉する─。」との記載があり、これも的確なコピーだと感じます。スタッフクレジットを見ると、その大部分が台湾の方々。にも関わらず、僕の記憶にあるペニノの様相や世界観を強く想起させられたことが驚きでした。平たく言えば「すごくペニノっぽい」と感じつつ、合同創作であることは間違いないため、とても相性の良い二団体による合同公演だと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★★
やっとぺ二ノさん初体験出来ました
このところなんだかなと言うものばかり見ていたせいか?
舞台とか作品と呼べる繊細な演劇を拝見出来て大変満足です
片桐はいりさん、テレビのドラマでしか拝見したことありませんでしたが
とても自然な演技でありながら見応えある素晴らしい女優さんでした
私の中で見たベスト3に入る秀作になりました
みなさんありがとう
実演鑑賞
満足度★★★★
台湾の劇団とのコラボという事で何を見せられるか全く未知の状態で観劇。既視感があったのはペニノが以前やった「蛸入道」だったかのパフォーマンスで、これは最初から最後まで形式に則った儀式を延々と見せられるという際物だった。楽器を鳴らしたり拍子を打ったり、観客も鳴り物を持たせられた。各所で炭火が焚かれ、演者は汗だくになって儀式をやり切るのであった。
本作では海沿いの寂れた場所にある廃業した浴場の中で、日没と共に何らかの商売の営業が開始するのだが、この着想と、これをやり切る執念に脱帽する。異様な光景が、伏線も回収の気配もなく晒され、まごついてる間に、この見せ物は見事に完結を迎えているのであった。片桐はいりという俳優無しにこの世界観を出せただろうか?とも考えた。