満足度★★★
難しい
難しい作品です。好きな作品ではありました。しかし元々のイェリネクの戯曲自体がとても難解なのですが、そこに演出のアイディアを強引に当てはめていたような気がしてしまい、舞台が少し稚拙なものになってしまった。イェリネクの脚本の言葉だけが進み、役者の身体の動きとの繋がりを見いだすことが出来なかった。イェリネクの言葉に役者さんが勝てなかった様にも思えました。
もっと削ぎ落としてミニマルにすればまた違ったのかなとも思いました。ただまた観に行きたい劇団になりました。
勉強になりました。ありがとうございます。
満足度★★★★
無題529(12-272)
14:30の回(曇)。受付が少し遅れ13:40、14:00開場。客席は3列目からで左右の一部の席は除外されています。受付から上がると女性がおひとり鼻歌でしょうか...立っていらっしゃるのでこういった演出かと思いながら会場に入ると数人の方が座っていました。ずっとそこにいるのではなく歩き回り、舞台へあがり、また客席を回ってみたり、小声で何かを呟いたり..別れの曲..?。舞台、黒い床面、黒い椅子が8脚、下手にひとつだけ紅色のもの、上手には譜面台があって乗っているのは台本でしょうか。奥には白い敷物4枚が一見洗濯物のように掛けられています、これは雲なのかというやりとりがアフタークークでありました。天井には蛍光灯が2列、客席のほうまで吊らされ劇中、点いたり消えたり。四方に支柱がありコの字型にロープ、舞台そでには仕切るものはなく、床の一部が緑色になっている(芝生?)だけであとはみんな見えています(サンプルの舞台でもこのような設定がありました)。時々、ブザー音が鳴りますが、開演のお知らせではないようです。
14:32扉が閉り、14:33前説(場内アナウンス 100分)、14:36ブザー、6人は客席に背を向け椅子に~16:23終演~16:53トーク終了。劇中、少し寒かったです。
やはりワカラン...「4時48分サイコシス」と並びワカランですが、もしまたどこかでどこかの劇団が上演すればみに行くでしょう...とりいそぎ。
満足度★★★★
素晴らしい演劇空間
脚本の 『雲。家。』は、観劇の前に読みました。
でも、「なんだろーな、これ」という感じで、さっぱりわかりませんでした。
そもそもこれって上演台本なの? っていう体裁で、、、
そんなものをどう上演するってんだろう。
上演は、雑な感じはまったくなくて、よく作られていました。
ああ、こういうのもありだなあ。
なんというか、空間が出来上がっているというか、完成されているというか。
六人はよく訓練されている感じで、呼吸もぴったりで。
素晴らしいと思いました。