NERO/ネロ 公演情報 NERO/ネロ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    独特な「深夜2時頃の空気感」を堪能
    過去2回の2プログラムものとは趣を異にし、基本的には同じ短編2本を異なるプロローグ&エピローグで挟むスタイル。
    なので以前のパターンを期待すると肩透かし気味ではあるが、各プログラムの味わいは違うし、中身はどっぷりOi-SCALE。
    どちらかと言えばAは実験的で、後半の「妄想カレンダー」はリドルストーリー風味。
    一方のBは結末まで見せるものの漠然とした不安を残し、いずれにしてもOi-SCALEど真ん中。
    それ以外の部分も含めて独特な「深夜2時頃の空気感」(←内容が深夜のハナシということではなく、Oi-SCALEの芝居が持つ雰囲気を勝手にそう思っているだけですので誤解なきよう)を堪能。

  • 満足度★★★

    深い
    なんとも深い。連想の繰り返しに変化が生じたときの挙動に激しく想いが巡りました。

  • 満足度★★★★★

    【Aプログラム】観劇
    状況が分かると、とたんに身につまされました。

    ネタバレBOX

    役者たちが集まって、宇宙、地球、日本、北海道、青森県、岩手県、リアス式海岸…、といった頭を使った言葉の連想ゲームをしてスタート。『童話が生まれた』で精神を病んだ女性たちの話を、『妄想カレンダー』で再び連想ゲームをする男性たちを見て、家族に見捨てられて病院で過ごす精神を病んだ若者たちの話かと思い、家族の訪問も少なくなり可哀想だなあと思っていました。

    しかし、彼らが特養ホームで暮らす老人たちと分かると、急に現実感が増し、他人事とは思えず思わず身につまされました。

    痴呆が進めばみんなで連想ゲームができるはずもなく、ああして輪になっていても、もしかしたら自分の殻に閉じこもったままで、一人ひとりが勝手に妄想しているだけなのかもしれません。

    そして、彼らの一人のように自分の殻の中で17歳を堂々巡りしている老人もいれば、大好きなシーンに浸っている老人もいるのだろうと思いました。

    なりたくてなる訳ではありませんが、もしそうなるとしたらどのシーンを堂々巡りするのだろうと考えてしまいました。
  • 満足度★★★★

    好きなんだなぁ
    自分的にはこの劇団の創出する芝居の雰囲気が好きなんだと認識するような芝居。観劇の回はBプログラム。難解な展開ではあるが,結末はストンと腑に落ちた気がする。両バージョン観ると更に深い世界が拓かれているとのことで興味が尽きないが,日程的に困難か,とてもとても残念である。あと,この劇場は2度目ではあるが,こういう舞台も気に入っている。

  • 満足度★★★★★

    将来について
    なんか、とても身につまされた。将来の自分を見ているようで、あまりにもリアル。音楽もとても静かな曲で、ヒーリング効果は抜群だった。心にズシン!と響く舞台だった。

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