満足度★★★
相性ピッタリの歌声が気持ちいい
中川さんと、山崎さん。たぶん、初共演かしらと思うのですが、このお二人のハーモニーが素晴らしく、声質もピッタリで、大変相性ピッタリの共演だったと思います。
「銀河鉄道の夜」は、原作は未読で、いつも、これをモチーフにした芝居ばかり観ているので、今回も、どこまでが原作をなぞらえているのか不明ですが、物語芝居というより、ダンスと歌を主軸にしたショー的要素が強い作品で、視覚的、聴覚的に楽しめる場面が満載でした。
映像も、全体的に、とても綺麗で、映像のレベルが、舞台の完成度を高めた気がします。
いつもながら、杉崎さんの名バイプレーヤーぶりには、感嘆しました。
他に、気になった役者さんの岡田亮輔さん、岡田可愛さんのご子息なのですか?将来性のある俳優さんだと感じました。
幕間に、友人が、パンフレットを購入して来たら、何と、内容は希薄なポストカードのみで、払い戻ししたいと友人が怒っていました。これで、1500円だなんて、ちょっと詐欺的な気がします。
満足度★★★
山崎育三郎の声がすごい
ミュージカル界を担う2人の競演ということで、歌を期待して行きました。
やっぱりミュージカル歌手としては山崎育三郎の声質と響きは天性のものだと思いました。
中川晃教も繊細な表現はたけてますが、育三郎さんの歌の方が鳥肌がたちました。やっぱり声楽科仕込みは違うな、という感じ。
ストーリーはそもそもつまらない話なのであまり期待してませんでした。
銀河鉄道に乗るのは、死んだ、もしくは死にゆく人々なのだと知った上で見ないとよく分からないかもしれません。
セットはほぼ無しで、映像を壁紙に映して場所を表現してるのですが、人工的であまり好きになれません。
せめて古ぼけた電車の椅子くらい作ってほしかった。