夏のおたより 公演情報 夏のおたより」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 満足度★★★★★

    無題452(12-195)
    18:00の回。17:20受付開場、最前列にミニ椅子4席。昨日はトマトジュース、今夜はアイスコーヒー、カウンターには斉藤さん。2日目は「今泉さん版」。昼間、東中野で「異邦人」をみていまして「不条理劇」が続きました。偶然とは思えない「世界」の采配。今夜は遅れているお客さん待ちで5分おし。福田さんの前説。昨夜は女1(福田さん)側、今夜は男1(箱田さん)側の目線にたってみていたように思います。単純なダブルキャストではなく、福田さん、今泉さんの違いによって異なる角度からお芝居をみることができたのではないかと思います。とても理解できそうに思えない男1。決してありえないキャラクターではなく、仕事を進めるうえで意見の相違、優先事項の違いなど日常では当たり前のこと。でも「理解できないこと」を理解し、ことにあたることが求められる、観劇中、そのことが頭の中を駆け巡っていました。とても貴重な観劇体験。18:05開演~19:11終演。いただいた「夏のおたより」のお礼状をしたためます。

    ネタバレBOX

    細かい部分で違いがありました。ビスケットが四角い「CHOICE」から丸いものに。2枚重ねで間にクリーム(?)。不謹慎にも、2枚にはがしたビスケットで「オセロ」(「オセロ」をみる予定で原作を読んでいるところ)をやったら今泉さんはどんな反応をしただろうかと想像。鼻歌のシーンでもしかすると慌てていたのカモ。

    大がかりなセットではなく、客席から手を伸ばせば届きそうな距離、役者さんの息遣いが聞こえてくる距離。

    電柱、降り注ぐ雪、男1に安らかな眠りは訪れたのだろうか、女1は何を語りかけるのだろうか、夏が来るたび想うことでしょう。

    今泉さん、「空のハモニカ」のときとは違い「大人らしさ」がでていたと思います。また、地に足がついている(でいいのかな)女1とこの世にいるようでそうではなさそうな男1との違いが、福田さん(懐の奥深さ)とは違う味わいで好演。

    お芝居をみて、新しい経験をさせていただけるのはとてもうれしく、ありがたいこと。忘れがたい体験、ありがとうございます。

    いくつかの雑記(8/27)
    1984年の作品…当時、何をしていたか…夏、大阪にいて「SUPER ROCK '84 IN JAPAN」に行った。このあたりからLIVE三昧。意思の疎通について何も考えていない、今、パワハラの本を読んでいる、これも歪んだコミュニケーション?、男1、素足に白いシャツは死者を意味するのか、脚本にはどこまで指定されているのだろう、図書館で予約したので読んでみよう。
  • 満足度★★★★

    今泉 舞さんの回
    二人芝居で1時間、長く感じさせなかったのはさすが別役作品だと思いました。

    ネタバレBOX

    男が家の模型を白い服を着た人と、恐らくお医者さんのことでしょう、その人と一緒に作ったと言ったとき、えっ福田温子さんと一緒に作っていたじゃないと思ってしまいました。トシコとヨッちゃんでしたっけ、雪の降る家の軒先での親子の姿、彼の精神状態を知るための原点、思い出のシーンを思い起こさせる重要なアイテムだけに、ブログで公開するのは良し悪しですね。

    家は箱庭療法的な趣旨で工作したものでしょう。家の灯りが点灯するようなところまで作り込むはずは無いだろうと思いながらも、家庭の暖かさが感じられる家は綺麗でした。

    おまいさん、お前(まい)さん、男は年配ですね。髪を掻き揚げたときの髪の多さに驚き、勉強会とはいえ、おまいさんという言葉と俳優の若さのギャップに違和感を覚えました。

    トレードマークとも言える今泉さんの血色の良い頬は印象的でした! でも本当は女も疲れているのかな。

    男がビスケットを舐めるとき、舌の白さが目に入りました。他人のことは言えませんが、舌を見せるならそれなりの配慮も必要かなと思いました。
  • 満足度★★★★★

    無題451(12-194)
    19:00の回(少し曇)。18:15受付開場(ドリンク付)、奥が舞台、テーブルと椅子が3脚(奥のひとつ、型が違う)、ハンガーに洗いざらしの白いシャツが数枚(もしかすると洗ってないのかな)、床にも放り出してある。丸いすの上に雑誌。上手、BOXの上に黒電話、下には小さなラジカセ。二人芝居「♪組」(箱田さんと福田さん)。ここの前、新宿眼科画廊に行ってました。座って眺めていると少し似ているかと考え、周りを見る。大きな月、3羽のうさぎ、「兎亭」。19:00今泉さんの前説、役者自身を鍛える企画〜19:58終演。

    ネタバレBOX

    舞台はそれだけでは動かず、役者さんが現れ、鼓動が始まる、そんなことを考えてしまいました。 

    別役さんのお話は初めてで、ウィキペディアをみてみると「幻想的で独創的な作風」「登場人物が固有の名前を持たないことが多い」--なるほどー。

    会話が繋がっていない、男1は記憶を喪ったのか、どのように生活しているのか、とか考えていたのが、そのうちそういったものも含めたお話だと思うようになるのでした。これは、お話だけではなく、役者さんおふたりのやり取りが自然とそうさせたのだろうなと、(終演後)感じるのでした。

    ※兎団は、@池袋と学習院女子、2作観ています、次回も予定があえば。

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