Abstract Life 《世界の仕組み/肉体の条件》 公演情報 Abstract Life 《世界の仕組み/肉体の条件》」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
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  • 満足度★★

    音から立ち上がる肉体性
    喧嘩のようにも見える身体表現が特徴のカンパニーが、もう1つの特徴である「記録すること」に重きを置いた作品で、出演者は1人もいなくて、観客は録音された音を暗闇の中で聴くだけという特異な形態の公演でした。

    フラットな会場の中央に脳の形をしたオブジェが吊られていて、その下に四方に向けられた4台のスピーカーがあり、その周囲に観客席が設置され、さらにその外側をスピーカーで囲い、『シャベル』、『振動01』、『植野さん柔術教えて』等と題された10のパフォーマンスの音の記録が流されました。肉体や物体が暴力的にぶつかる音や荒い息遣いや呻き声が空間内に立体的に鳴り響き、パフォーマンスの光景が目に浮かぶようでした。耳当たりの良くない音響が続きますが、所々にユーモアが感じられました。
    パフォーマンスの様子を撮影した写真がロビーに展示されていて、音を聴いて想像したパフォーマンスとの比較をするのが楽しかったです。

    実際に行われたパフォーマンスと、その録音や写真との関係性について考えることが興味深かったのですが、コンタクト・ゴンゾの活動を知らない人にとっては、いきなり音だけ聴いても良く分からないまま終わってしまうのではと思いました。
    音だけでも楽しめましたが、やはり実際の目の前で行われるパフォーマンスを観たいと思いました。

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