第三回 ぬえの会能楽公演 公演情報 第三回 ぬえの会能楽公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    解り易い解説も必要かと・・


    能楽・・ワタクシ・・はっきり言って人生の中で2回目。

    少ないおね?

    すんごく少ない。。



    以前、母に連れてきてもらった時は何が何だか良く解らず、あの静かな吐息と妙に心地よい鼓の音に熟睡したのでしたww


    で・・帰りの電車の中で


    『あなたっ!古典をもう少し勉強しなさい!』


    っつーて、強い語調で姉に窘められたのでしたww




    あれから何年も経って、樹木の年輪じゃあないけれど、それなりのお年頃になって今なら随分見方も違うんじゃね?(・・)
    なんつーて行ったのでしたっ。



    能は約600年の歴史を持ち、舞踏・劇・音楽・詩などの諸要素が交じり合った現存世界最古の舞台芸術です。

    主人公の殆どが幽霊や精霊。

    その内容は時代や国によって変わる事の無い人間の本質や情念を描いています。

    能は必要最低限の動きや舞台装置しか用いない。


    能は心で観る!・・・・らしいww・・(・・;)





    で、今回の世阿弥作の「井筒」


    井筒は初恋の純情を表した曲と考えられていて、彼女は死後も、男の再生を信じ続けて『待つ女』、それも恋する男の形見の衣装を身にまといながら『松風』のシテのように狂うことで男との一体感を得る、強さを持たない悲しい女性なのかもしれない・・・

    運命に抗えない姿は現代的な女性像とはまた違ったものがあり、それがまた儚く美しい。。







    それにしても・・・この古典的言葉の羅列はやはり・・若年層には受け入れられないでしょう。。

    現存世界最古の舞台芸術を継承し、観客を集めてその伝統を多くの人に観てもらいたいならば、誰が見ても理解できるような解説を添付するとか、映画で言うところの字幕を付けるとか・・・見せる側にも努力が必要でしょう?


    今の時代、これだけの情報の中で観客をいかにして劇場に足を運ばせるか!?が何処の劇団でも悩みの種でしょ?




    そしたらさ、そしたらよ?(・・)




    自助努力も必要でしょ?




    なんつーて偉そうに言っておきながらあの静謐さに

    ついつい眠くなっててしまったのでした・・


    自助努力しろって!


    自分に言い聞かせたのでしたww・・




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