公演情報
「七月の歯車」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/31 (日) 13:00
最終日に両チームを観劇。
溺愛するあまり娘を束縛どころか軟禁/支配している父親とその娘を解放しようとする流れ着いた旅の青年(と娘)を中心にした物語。
「父」や「青年」の「ちょっと困った部分」が積み上げられてついに……という構成が「典型的な悲劇」で巧み。
観ていて何度「あそこで踏みとどまっていれば……」と思ったことか! ものの見事に術中にはまっているよね(笑)。
また、B・A両チームを続けて観たが「基本形のB、応用編のA」という印象。主にBでは冷静、Aでは情熱的(?)なペペの造形によるものか?
さらに、Bでは華奢な父が体格の良いペペに馬乗りになるからまだイイが、Aだと体格が逆なので殴り殺しはしないかとヒヤヒヤしてしまう(笑)。
あと、「18歳の女性」の使い方と劇中でそれを明かすタイミング/明かし方が絶妙。確かにそのどちらのイメージがあるもんね。
ところで舞台となる地名「くらなだ」、「蔵灘」などと考えがちだが「鞍名田」とかの可能性はないか?(台本ではどう表記されているのだろう?)
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/30 (土) 18:30
価格3,800円
これは「非共感」の物語である。誰もが失礼で遠慮がなく配慮もない。だが、その配慮のなさが不運なことにうまく「昭和感」(文字通りの昭和ではなく過去の常識としての)とリンクしてしまい、古臭い空気感に見えてしまうのが残念だった。
そのせいで「ささらない」人も出てしまっている。
本自体は興味深いので、リライト希望。