満足度★★★★★
最後にはっとさせられた
怪談とあるけど、「無念を残して亡くなれば霊としていつまでも一緒にいられるかもしれない」という一か八かに賭けた伊右衛門という男の妻への狂気的な一途な想いの話だった。
自分勝手ではあるけれど、なぜか伊右衛門に共感させられてしまうのは、演じる児玉信夫さんから伝わる男気と男の弱さのような両極が感じられたからなのかも。艶やかでかつ気丈さもあるお岩演じる逢川じゅんさんは今回も素敵でした◎
満足度★★★★★
新しい解釈
色々な四谷怪談を観ましたが
こういう解釈があったのかと思わせるような展開でした
それも原作の世界観を保ちながら、無理のない展開で
四谷怪談がここまで純愛物になるのかと、素晴らしかったと思います。
今回もセットが素晴らしく、小劇場でここまで出来るのかと
思わせるような戸板返しやどんでんを使った仕掛けなど
視覚的にも大満足です。
そしてお岩さんが特に印象的でした
四谷怪談なのでお岩さんが印象的なのは当たり前かもしれませんが
それにしても鏡を見るシーンは本当に見事でした
全体的にも個性的な役者さんが揃っていて見応えがありました。