記憶の欠片達 公演情報 記憶の欠片達」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    遅くなったが感じたことをいくつか書き記す。前半は医師と認知症患者及びその家族の会話のシーンなどはいいセリフがあったりして、自分が患者やその家族の立場になったらどうするだろうと想像することができ素直で入っていきやすい芝居だなという印象だった。

    だが中盤以降は疑問符がつく場面が多く、脚本の粗さが目立った。以下、簡潔に記す。まず台詞で状況を説明する場面がいくつかあった。こんな時は往々にして唐突感なり違和感を抱くものだ。また必要性を感じられない場面もあった。これは冗長感につながる。また、結論ありきでそれ以前の筋立てが行われているように感じる場面もあった。

    これでは物語を丁寧に紡いでいるとは到底思えない。安易に感動をつくり出そうとしても安っぽい作品にしかならないと思わずにいられない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    認知症にまつわる話は、まだ、答がないと思うので難しいですね!?
    ただ、いろいろな要素が入りすぎて、焦点がぼやけてしまったようにも感じましたがよかったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    あり得る家族のお話…自分事として、観劇しました。

    ネタバレBOX

    認知症になった本人、彼女に向き合う家族や周囲の人々が、リアルに描かれてきて、色々と考えさせられました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    これは身に沁みますね。年を取ると、自分や家族の認知症問題は避けられない。見応え十分で、色々と考えさせられました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    タイトルや説明から容易に連想できるが、物語は超高齢社会の到来で、世界的にも大きな課題となっている認知症とその家族の介護を描いている。この公演は、2024年春に公開された映画「気づかなくてごめんね」と対になっているようだ。映画は認知症の誤認がテーマで、本作(舞台)では、そのシーンを挿入している。それが説明にある 衝撃の事実、この幅広い捉え方が良い。

    本作の脚本・演出の武田知大 氏が、映画の脚本・監督をしており、誰にでも訪れるであろう未来、その実態に切り込んでいる。ただ、認知症に関わる症状なり 家族の介護の大変さを言葉(台詞)で説明しているため、その切実さが今一つ。それでも観応えはある。
    (上演時間2時間 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、全体的に白っぽく 状況に応じて中央の壁が左右に開き別シーンを観せる。 上手/下手にドア、会場の両側壁にモニター。冒頭は下手に食卓が置かれている。シンプルなセットだが12年という時間軸の中で、情景を固定させない工夫であろう。

    テーマは認知症とその介護。物語は2013年夏、高校に通う遥香と母 靖代の他愛無い話(日常)から始まる。いつからか靖代の物忘れがひどくなり、父 司は東部商事を定年退職後も嘱託社員として働いている。そして夜も…。遥香や靖代は司の浮気を疑いストレスを抱えている。

    靖代の診断結果は認知症で要介護1。それから12年 2025年夏、遥香は30歳。靖代の症状は進行し ケアホームに通っているが、介護は遥香一人で担い大きな負担になっている。そんな遥香を心配し励ますのが高校時代の同級生 敦史で、いつしか惹かれ合うようになる。遥香が敦史に認知症の症状ー例えば今日が何月何日で何曜日か分からない、物盗られ妄想などを(台詞で)説明している。出来れば、これらの症状を行動(演技)として現すことでリアリティが生まれる。また敦史が遥香に眠れているか 心配の台詞があるが、これも夜間せん妄や徘徊といった症状を連想させる。

    司は家族を支えるため、日中の嘱託勤務以外に夜間バイトをしていた。それが家族の誤解を生み逆にストレス(認知症の進行要因の1つ)を掛けた。そして司 自身も物忘れといった認知症の症状が…。これが映画の「難聴と認知症の誤認」に繋がる。演劇と映画の共通の思い、認知症の特効薬は家族の愛情であり、具体的には笑顔で接すること。何より辛い話に向き合うことが大切と言う。この台詞がズシッと重く響いてくる。

    重いテーマであるが、客席通路を使ったパフォーマンスやダンス、カラオケで歌を披露するなど 明るく楽しませる場面を挿入する。また高校の担任の 味わいある存在や看護師やケアホームの人たちの苦悩など周りの人々との関わりを描くことによって、多くの人々に支えられていることを伝える。その優しさと心温まる触れ合いが物語を前向きに捉えている。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    盛り込みすぎた感じがします。

    ネタバレBOX

    ヘソは認知症のことなんだろうけど。
    色々な問題があってぼやけてしまった感じがしました。

    ラストのダンス、とても良かったです。
    こういうシーンをもっと見たかったなあ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とてもいいお話でした。若年性認知症になってしまったお母さんを中心にした介護をテーマにした家族愛のお話ですが、娘の成長、想像と違ったお父さんなどの要素を入れながら、医療や介護スタッフの様々な心情なども加えて、とても良くできた内容でした。また、身近なテーマとして深く考えさえられました。演者の皆さんの気合の入ったお芝居、所々入る歌、最後のお祭りをイメージした楽しい踊り、映像を交えた演出、とてもよかったです。大林素子さんの小ネタも笑わせていただきました。登場人物のすべてが清々しく、感情移入ができてあっという間の2時間でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    チームスペードを観劇しました。とても良かったです!
    家族が病気になってしまったら、本人の気持ちは?その家族はどうするか?
    他人事ではないストーリーに、色々と考えさせられました。
    実際の所は、もっと壮絶だろうと思いましたが、優しさにあふれた舞台で、心が温まりました。
    ラストの元気の出る演出も良かったです。良い舞台でした!

  • 実演鑑賞

    何でもありのエンターテイメントが良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/07/31 (木) 19:00

    認知症と向き合う家族がリアルを感じ見応えがありました!

  • 実演鑑賞

    良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最高でした。これは名作ですね。あっという間の2時間でした。緩急のあるつくりになっていてまったく退屈しませんでした。話の展開も自然でふつうにどの役にも感情移入できました。これはほんと傑作ですね。脚本も演出も役者もすべて三位一体化したすばらしい作品だと思います。最高の時間をありがとうございました。

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