公演情報
「うず 螺旋とリズム」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★
大駱駝艦さんは今回で3回目、千秋楽にお邪魔しました
身体表現のみなので、見る側がどう受け取るかによって評価が割れる舞台だと思います。
個人的に今回の公演とは全く関係ないところなんですけれど
2週間ほど前に同じ劇場で、物凄い公演見てしまったからか??
なんだかなって感じは否めないステージでした
今回で3回目でしたが
回を追うごとに…という感想になって来ておりまして
今回で大駱駝艦さんの公演は卒業でいいかなという感想です
しかし今回最前列の席で拝見出来たのですが
2週前の公演最前列だったらなと失礼な事を思ってしまいました。。。
ごめんなさい
実演鑑賞
満足度★★★
中央に観客に背を向け蹲る田村一行氏。一段上に天井から垂れ下がった鈴緒に似た綱が11本。それぞれ女7人、男4人が立つ。韓国の死装束、寿衣のような格好。地鳴りのように鼓動に合わせ揺れていく。死人を操って踊らせているようにも見える。ブードゥー教の「死者の日」の儀式にも。ゾンビをレイヴ系フェスに解き放ちヘドバンさせる試み。今回は選曲がノリノリで良かった。暗黒舞踏はリズムとリフが重要。綱をぐるぐると回転させていくと新体操のリボンのようにくるくると輪を描く。
魔境に陥った禅僧のように繰り返される五体投地。ヨーガの修行に明け暮れる強迫観念に囚われた統合失調症患者。オウム真理教の道場で自分という概念を自らが壊す修行。暗黒舞踏とは解放である。肉体からも精神からもそのどちらにも含まれない別の何かからもただただ解放されたいのだ。解放の為の必死の足掻き。人間が本能的にずっと望んでいるものは解放なのか。
外人客が熱狂的に観ていた。
山海塾の天児牛大氏も亡くなり、これからの時代を担う田村一行氏への視線は熱い。
是非観に行って頂きたい。