往断歩道、その川岸で【公演終了致しました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。】 公演情報 往断歩道、その川岸で【公演終了致しました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    女性の感性
    女性の感性がとても反映されていた作品の様に思えました。恋の話ということで甘酸っぱいのかと思いきやそうでもない、横断歩道をの向こう岸との関係が時間経過によりまた違って見えたくるのはとても上手い表現と思いました。横断歩道に溺れるシーンはとても良いシーンでした。
    最後の明日秋田に帰りますという台詞が頭から離れない余韻を残しました。 
    勉強になりました。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    好印象
    若々しくて、素直で、ちょっとイジワルな感じ。なんかイイなーと好印象。この路線を追求して欲しい。

  • 満足度★★★

    噛み跡がついた
    とても直球な、おんなの子の恋のお話、まさに女性の書いた作品って印象です。

    とはいえ、あくまでそういう印象をもったまでで、脚本はそう単純ではなく演出とあわせて時に繊細なイメージや象徴的なシーンを描き出します。


    役者さんがそろったアフタートークでは役作りについてのお話などありましたが、なんとも初々しく感じ、これからの可能性を秘めた方達なのだなぁと想ったりしました。

  • 満足度★★★★

    イメージがまず秀逸。
    横断歩道で足を踏み外すとずぶずぶとおぼれていくというシーンがあったが、この作品全体のテーマを象徴し、シーンとしても台詞としても秀逸。そのシーンとラストシーンの動的シーンが、この作品全体の完成度を高めた。

    小説的な作品で、映像にも漫画にもすぐなりそうな作品だが、意外と演劇では少ない。この路線を極めていくと面白い団体になりそうな予感がする。

  • 満足度★★★

    モノローグ系
    桜美林大でモノローグ多用の現代口語劇っつうことだからのか、マームとジプシーのフォロワー的印象。主役の女の子が横断歩道に沈んでいくシーンが良かったです。

  • 満足度★★★

    若さの味
    初日に拝見しました。適度な時間、用事で見れませんでしたがアフターイベントなど、良き詰め込み具合に感じます。役者陣の硬さも含めてみなさん若いなぁと思いながら、面白さと課題の両面を感じました。

    ネタバレBOX

    15の時のほろ苦い初恋、当時の少女と大人になった少女。今と昔の彼女が交錯する回想のお話。
    タイトルにもある横断歩道が板の床に絵が変えている。その上にはパネルがパズルのように乗せられていて、話が進むごとに横断歩道が見えてくる。パネルが机になっていったり、お兄さんの偵察土台になったり、使い方がとても面白かったです。組み立てのバリエーションがもっとあれば更に面白いのに。
    初回もあってか、全員での動きには硬さがどうも見られたこと、雑踏を表現したかったのかもしれませんが、声が混ざりすぎて雑音になっているように思えたことなどがありました。ラストは素っ気なく見えました。発声などはもう少し丁寧さが欲しいです。そして恋や劣情としてそれぞれの心理状態が出るのは良いですが、やたらと生理について連呼しすぎて、ちょっと、と思った。ロリコン、生理、エロ本など用語ばかり飛び交って、題材的にはオブラートな表現でよいのではないか。その割に、交際に関して性行為の有無といった生々しさがなかった気がします。性に対して半端な表しにしか見えずに軽い感じがして、折角の面白い演出ももったいない気がしました。未成年との未成年との性行為と法、実際の悪い大人とか結婚、要素やメッセージ性は多いので面白く切り込んで欲しいなと思いました。深く扱いにくい題材かもしれないけど、若さ特有の吸収力など、楽日までお芝居に深みが増しそうです。
    iPhoneネタの使い方などは、学生さんのセンスかな。自分が使ってるので妙に面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    過去の話かあ
    いろいろな恋のお話。

    人の気持ちが自然に表現されていて、観ているときは、すっと流れていく感じだったがいい意味で後味が長く残る芝居だった。

    アフタートークで気づくことも多々。
    はっとさせられました。

    ※ 当日の受付等も含めて、とても丁寧に公演を創っている印象を受けた。作品自体もそうだが、気持ちがいい公演でした。

    ネタバレBOX

    脚本・演出・美術・音楽・照明・役者さんどれもうまくバランスが取れていて、自然でした。

    最初ロリコンから入ったときは、どうなることかと思いましたが、

    いろいろな形の”恋”が時間軸での変化と合わせてうまく表現されているので、観ている側は自分の経験とどこかしら重ねて観れるのではないか?

    2人のあやみは、息があっていて、演技として素晴らしかったし、
    言われて気づいたが、時間軸の違う2人に違いが確かによく伝わってきた。
    重なりや、つぶやきがまったく自然で自分の中では勝手に整合性が取れていた。

    25歳の彼は、ほんとはもっとひどいやつなんだろう、えぐく描いてもいいのに、と思っていたら、「美化」した記憶だということ、なんとなく納得。

    そういう意味では最後はもっと彼を悪く観せてもよかったかもしれない。

    よく見えなかったのが、先輩の罪悪感。(付き合っているのをわかっていて)奪い取った、だけならあそこまで思いつめなくても、と思うがそれは、汚れたおじさん的発想???

    ガガのシーンはもっと激しくしてほしいと思うのは行き過ぎ?

    観た回はちょっとアクシデントがあったせいもあるかもしれないが、
    片思いの彼をちょっと応援していた。もっと出てきてほしかったなあ。

    オープニングのストップモーション。すごくかっこよかったが、(その他含めて)すこしステレオタイプに見える面も。とはいえ、付け焼刃ではないのは伝わってきました。

    最後に、今回のでも、相当いい作品だと思うが、
    3~5年ぐらい後にもう1回書き足して再演してほしい。
    もっと大人な「過去の美化」が観れるように思える。

    余談:
    私も「たかし」なので、劇中「たかしさん」と繰り返し呼ばれるシーンはなんとなくむずがゆかった。とはいえ、過去「さん」づけで呼ばれたことはないが。ほとんど「くん」か苗字。

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