ともだちのそうしき 公演情報 ともだちのそうしき」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    中谷×百花バージョン観劇
    今回も中谷×百花バージョンを観劇。
    全体通しては前回を越えていた。ただ、前回と同じ相手で少し気負いすぎたのか、油断があったのか、前半ちょっと世界観が降りてこなかったとも感じた部分はあった。

  • 満足度★★★★

    アダチ・皮墓村組
    オリジナルである男性版を順番的には最後に観ることに…。
    で、女性版を観ていて「ここは男性版ではどうなっているんだ?」と抱いていたある設定に関する疑問の解答が得られるとともに男女版は男性版にかなり近いことがワカり、あれこれ納得。

  • 満足度★★★★

    秋澤・前田組
    前回加わった男女版を初体験。
    既に3回観ていた女性版とかなり異なる部分もあり、「あの設定はどうだったっけ?」状態に陥るのが楽しく、また、仕掛けられた「罠(?)」には度肝を抜かれる。

  • 満足度★★★★

    2バージョンを拝見
    今年3度目のともだちのそうしき。

    観れば観るほどおもしろいものなぁ・・・。
    今回は時間の都合で2バージョンしか見ることができませんでしたが、
    両バージョンとも今までとはまた異なる味わいがあって、
    がっつりと引き込まれて。

    この作品、9バージョン全部見ても飽きることはなかったと思います。


    ネタバレBOX

    7月14日の14時の回および15日20時の回を観ました。

    ・7月14日14時の回
     ザネリ/渡辺詩子

    ザネリは初参戦、一方渡辺詩子は今年だけでも3回目、vs村井美樹/vs菊川朝子を観ています。ただ、今回はこれまでと反対のロールでの演技。

    冒頭、トーンの微妙なかみ合わなさを感じて。
    場の密度は立ち上がっているのですが
    二人の空気が微妙に混ざり合っていかない。
    でも、そのことが、見知らぬ二人が出会い
    亡くなった友人を語り合っていくという展開に
    ステレオタイプにならない質感と
    厚みを与えていきます。

    ザネリの醸しだすテンションが、
    キャラクターに対する記憶を
    すっと浮かび上がらせ、
    一方で渡辺詩子の言葉は
    観る側に同じ人物の異なる側面を積み上げていく。

    物語を知っていても、
    観る側をちょっとどきどきさせるような
    役者達の単純に迎合しないキャラクターの作りこみが
    二人の空気からそれぞれに解ける友人の姿の
    どこか歪な部分(ほめ言葉)に
    リアリティをすっと編み上げて。

    見終わって、ある種の疾走感と
    しっかりと役者達に引っ張られ続けた充実感のようなものを
    感じることができました。

    ・7月15日 20時の回
     百花亜希/中谷真由美

    この二人は前回と同じ組み合わせの同じロール。
    だからというわけでもないのだろうけれど、
    攻めてたなぁ、二人とも。
    導入部からキャラクターの作りこみに迷いがなく、
    そのキャラクターを纏って、
    物語の枠は守りつつも
    律儀に縛られることなく
    どこかヒリヒリするようなテンションとともに
    空気を醸成していく。

    ロールが、個々のキャラクターへの
    しなやかかデフォルメとともに紡ぎだされ、
    観る側に挑むようなチャレンジングなメリハリとともに
    台詞の行間すら越えて編み上げられていきます。
    二人の役者と観る側のせめぎあいの中から
    その刹那に誘い込み、嵌りこませ、のめりこませるような
    質感を生み出していく。
    単にラフに自由に演じているわけではない。
    戯曲自体はきっと、
    恐ろしく周到に読み込まれていて、
    だからこそ、遊ぶことが出来る境地があって。
    時には所作をそろえてipadをスクロールさせて
    シーンを勧めるなどという
    小洒落た仕掛けも編みこんで・・・。
    でも、一方で、空間の作りこみに観る側を引き込んでも
    守りに入らず、
    むしろ作りこんだ世界を足場にして、
    物語に繋がれた舫の長さぎりぎりまで
    演じることを遊んでいく。
    時として、地語りの部分の入り込む隙すら奪ってしまうような
    そのかぶき方や、戯曲からのぎりぎりの踏み出しが、
    観る側にある種のグルーブ感すら与えていくのです。

    なんだろ、ずっとわくわく観て、
    とても新鮮な感覚で
    物語を追いかけていた。

    べたな言い方ですが本当におもしろかったです。








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