愛一輪 バカの花 公演情報 愛一輪 バカの花」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    久々の動物電気、調べると2017年あたりに一度だけ観ていた。2020年に手が届く年、割と最近?と思いきや年は一つずつ経て行くもの也、8年と言や10年である。手練の演じ手の元気芝居を面白く観た記憶の残りがあるのみ。
    が、観ていて思い出す。無茶振りで役者に勝負させる系(芸人系)ノリを挟みつつ小ネタ挟みつつの最後は人情喜劇?という。演者にも既視感あり。
    コロナを忘れなきゃ(忘れさせなきゃ)演れない(楽しめない)芝居であり、劇場は復活した感あり(テント芝居然り)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/06/08 (日) 14:30

    座席1階

    「動物電気」を初鑑賞。既に30年のキャリアがある老舗劇団である。驚いたのは、客席はまさに老若男女、きわめて幅広い。古くからのファンもいれば、自分と同じように初めて見るおじさん・おばさんたちも。中には子どもを連れた家族連れも何組かいる。

    近年のコメ不足や物価高騰など、時事ネタを混ぜたコントでスタート。これはひょっとしていつものパターンなのだろうか。これから登場する俳優さんたちがコントに参加し、冒頭から客席のあちこちで笑いが漏れる。本編はその後。サウナのシーンから始まる。客席最前列にはビニールシートとタオルが配られて俳優の水浴びから身を守るのだが、考えてみれば腰巻きタオルだけで水浴びをする俳優さんも大変だ。
    とある温泉旅館に宿泊した大金持ち家族を狙う窃盗団の物語。愛あり裏切りありで面白いが、冒頭のサウナシーンじゃないけど結構際どい場面もある。子どもに見せていいのかな(笑)
    ネタは昭和のものが多く、おじさん・おばさんたちでないとわからないギャグや音楽もあったと思われる。
    主宰の政岡泰志は「お客を笑わせているのでなく、笑われるのでもなく、一緒に笑っている、そんな芝居を目指す」と言っていた。今作ではそのようなシーンが随所に見られた。舞台と客席の一風変わった一体感というか、この劇団の魅力と言えるのだろう。
    また、これも常連さんには当たり前の場面なのかもしれないが、劇中に換気を兼ねたインターミッションがある。客席全員に起立を求め、伸びをしたり、体操をしたり、深呼吸をしたり。上演時間は2時間弱だが、とてもいいアイデアだ。

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