【終演しました!】『嵐が丘』 【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 【終演しました!】『嵐が丘』 【ご来場ありがとうございました!】 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    元は知らないが面白かった
    元の「嵐が丘」を余り知らないので、どこまで大胆リメイクかはわからないし、もしかした知ってる人からするとリメイク?と思う人はいると思うが、オイラは予想以上に面白かった。
    また、役者の伝えようとのパワー(若さもだがを)も相当感じた。

    ネタバレBOX

    ただ、何故真相究明を脚本家に依頼したのかとか、依頼してる割にその脚本家がなんか居るだけ(と言うかストーリーテラー的)になってしまってた感じ。
    また、二人の想いが外部が思ってる以上の想いはそれ程感じなかった。
    後、ミステリーサスペンスにはあまりなってなかったと感じたかな。
  • 満足度★★★

    ド素人の感想
    私は嵐が丘の原作を読んだことありません。予備知識も先入観もない状態で9月5日の劇団ひるやすみの『嵐が丘』を見た感想・解釈です。

    ・全員でのミュージカルばりのダンスは素晴らしかった! ステージがもっと広かったら、と思いました。

    ・プレビュー価格 1500円でめいっぱい楽しませてもらいました。どうもありがとうございました。

    ネタバレBOX

    ・初めて会った時にリエコとカオルが惹かれたシーンが印象的だった。が、二人が感じたものが男女の愛なのか、姉弟(兄妹)の愛なのか、それとも同じ臭いを感じる同志的な愛なのかが理解できなかった。だから、リエコがミノルと結婚すると決まった時にカオルがショックを受けたことに少々違和感を感じた。

    ・カオルを囲む三人の女性の愛。リエコの独善的な愛、アヤの無垢な愛、ミツの母のような愛。 見てる時はあまり意識しなかったけど、あとになってからジワジワときました。

    ・リエコが自ら死を選んだのは、カオルへの愛だったのか。もしかしたら最高の復讐だったのかもしれないとも考えました。

    ・リエコ亡きあとの嵐が丘で人々はどのように暮らすのか。続編もアリなんでしょうか。
  • 満足度★★★

    Aver
    面白かった。

    小説「嵐が丘」は、内容は覚えてないけど、タイトルのとおり激しい本だなって印象が残ってる傑作。

    ネタバレBOX

    書けなくなった脚本家のモリエ(和田華仁)のもとに手紙がくる。差出人は家政婦のミツ(鈴木弥生子)。斑鳩家のミノル(窪田裕仁郎)と結婚したリエコ(山根有紀子)が胸にナイフを刺して死んだ。その真相を突き止めてほしいとの依頼だった…。

    モリエがリエコの日記を読む回想的に話が展開し、リエコの死の真相が判明する。原作の内容覚えてないけど、観てて確かこんな感じだったなと思い出した。原作でいうヒースクリフ=カオル(馮年)の狂気ってところが、原作では寒気がしたくらいだけど、本作は抑え目。また、キャサリン=リエコにも力点が置かれていて、一般感覚を超えた二人の愛憎のポイントは抑えてあるので、それをいい具合の空気感で包んでいた。

    イザベラ=アヤ(上坂チユ)のネジがはずれたようなキャラも、素直に笑えたしいいアクセントになってた。ヒンドリー=カズヒコ役の嶋田広野も目をひいた。

    ただ、終盤の解答場面が若干パワー不足な印象。キレイではあるけど。それまでの苛烈な空気をもう一段押し上げるような味わいが欲しかった。また、モリエの存在が探偵的でもなく、ちょっと影が薄い気がした。彼女の作家としての成長は、ラストのマサオとの再会の表情でいい本が書けたって読めるし、嵐が丘の二人の異常な愛に対する平均的な愛って対比なんだろうけど。

    ちなみに、ダンス含め演出はイヤミがなくて良い。もうちょいアクがあっても良いけど。

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