失恋ワークショップ 公演情報 失恋ワークショップ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    もうひとひねり
    もう少し笑いが欲しいなとの贅沢な悩みはあるが、7組のカップル達の話の見せ方は、ある程度は片方で見せて、その後や意見はもう片方で見せると
    なかなかに考えられており面白かった。
    ただ、6組のカップルが寄りを戻す結果はちょっと面白味には欠けたかな。まあ、7組目のカップルの別れを濃くするためには致し方なしか。
    しかし、別れの理由はやはりあれなんだろうか。非常にきになる~。

  • 初日だから?
    アチション!の売りだと思っている「テンポの良さ」がことごとく感じられず、かったるい展開。

    劇中劇が終わって淡々と会議?が始まる辺りから、客席内居眠りをしているお客さんが続出。
    最後列での観劇だった為、舞台上よりも「あ、あっちも寝てる・・・こっちも寝てる・・・」ってのが気になりました。

    前も思ったが、謳っている「個性豊かな登場人物」がうわっつらをなぞったキャラ芝居にしかなっていないのが気になる。
    深く描けていないから、そのキャラクターとしての心情が伝わってきづらいんですよね。
    7組は多かったんじゃ。2~3組減らして、もっと深く描いてくれた方が良かった。

    脚本のアイディアと着眼点はいつも素晴らしいと思う。
    それだけに、そのアイディアの消化不良がもったいない。

  • 満足度★★★★

    面白かったです
    初めは、7組のカップルを把握できるか心配でしたが(私の頭が悪いので・・)、そんな心配はいりませんでした。それぞれのカップルが個性的だったし、話も分かり易く進んでいきました。とても面白かったです。濃いキャラも多く、何度も笑ってしまいました。思い出して吹き出してしまう事も・・。肩肘張らず単純に楽しめる、こういう舞台は大好きです。面白かったです!

  • 満足度★★★★

    巧みな構成と設定で
    ぐんぐん引き込まれました。七組のカップルが違うカップルの出会いから別れ話までを演じるという複雑な構成でありながら、キャラが明瞭で混同することが無く、すごく楽しめた。あちこちに散りばめられたギャグも活きている。お互いを思いやることから別れ話に発展してしまうという現代の恋人たちを描いて、すごく身応えがありました。一度にカップルの歴史を語ってしまわないところがいいですね!何度かに分けて演じる事により、よりカップルの歴史と人間性を感じさせます。これだけの複雑な構成をスマートに見せるとは、すごい演出力と演技力。
    ポップな美術やライティングも楽しかったです。

  • 満足度★★★★

    セラピーか新しいビジネスか?
    別れようとしている7組のカップルが「失恋ワークショップ」に参加する。
    自分達の出会いから別れ話に至るまでを脚本にし、それを演じることによって過去を振り返るというもの。
    “人の恋見て我恋直せ”、他人の恋バナを客観的に聞く楽しさと
    こういうセラピーあるんじゃないかと思わせるものがあった。
    構成の上手さが光って楽しめる。

    ネタバレBOX

    別れる理由がはっきりしないから、どのカップルも悶々としている。
    その理由を確かめるために、フッた側、フラれた側に分かれて
    出会った頃の自分を演じ、また赤の他人の恋を演じてみる。
    そして最後は裁判で多数決を採って、別れるか否かを決めるというワークショップ。

    これが今風で面白い。
    劇中劇のような再現ドラマと、その後の意見交換を経て
    思い込みと像力の欠如で自分本位にしか考えられなかった参加者が
    次第にいろんなことに気付き、変化していく。
    それぞれのサイドに進行役がついて、カップルを紹介、話をまとめてテンポ良く進む。
    7組14人の別れの理由がとても判りやすく、組み合わせも間違えないのは
    この進行役が上手く回していくこと、加えて照明の効果だ。
    BGMや整然とした場面転換もセンスの良さを感じさせる。
    このパターンが気持ちよく繰り返される。

    「笑い」と「芝居」と「映像」の融合を目指す劇団と言うだけあって
    映像の使い方が上手い。
    冒頭7組の別れ話が紹介された後の、
    キャストの紹介やワークショップ台本用聞き取りの様子が映像で流れるあたり
    とてもわかりやすいし、コンパクトに編集されていてTVドラマか映画のよう。
    びっくりするほど充実の当日パンフも素晴らしい。

    バンドマンとファンのカップルのみが、結末を考えさせる終わり方だったのも面白い。
    最後まで「フッた理由を言いたくない」と言った彼女の本心はどこにあるのだろう。

    戦隊もののヒーロー緑山役の中澤丈さん、情緒不安定な感じがよく伝わって来て面白かった。
    ゲイ役のキム木村さん、こなれた演技で安定感抜群、揺れるゲイの気持ちを繊細に表現する。
    それぞれのキャラの設定が強烈なだけに、台詞について行くのが大変で
    女性陣は少し台詞が浮いていた気がするが回を重ねると自分のものになっていくのかも。

    はっきり理由を言わずにぼかして終わりたがるのは現代風の優しさなのか逃げなのか。
    言われた方もよくわからないまま「多分こうだろう」くらいで引き下がる。
    このありがちな別れ方は後悔と疑問を残し、その後長~く引きずるよ・・・。
    と思っているのは私だけか?
    そんなコミュニケーションのあり方に一石を投じ、新しいビジネスモデルを提示する(?)ワークショップ、じゃなくて舞台だった。


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