大谷ひかるのシンデレラ 尼寺修行編 公演情報 大谷ひかるのシンデレラ 尼寺修行編」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/05/31 (土) 14:00

    初めての三条会。一人芝居なのかと思っていたら、大谷ひかるさんに、伊藤紫央里さん/関美能留さんの三人による、そう、シンデレラも王子さまも現れ、大谷ひかるさんの曹洞宗の尼僧の修行の途に雑念を抱く、あの千葉なのに東京の名を冠する夢の世界との繋がりを描いた演劇であった。
    脚下照顧、この言葉に裏付けられた大谷ひかるの僧侶としての在り様が示される後編と、それに先立つシンデレラとの繋がりの話。禅と大谷ひかるの身体性の融合。
    只管打坐、作務、その日常の在り様を修行する姿が在って、法衣の着付け、修行の在り方、壁/樹に向かい合う座禅のすっと背筋通った在り様、解脱への道、そんな法話の様なと思っていると、シンデレラ然とした正に我々が知っているシンデレラが現れてと、俗世と修行が混然と溶け合う、日々が在る 85分だった。
    大谷ひかるさんがシンデレラにお茶を点てるシーンがあった。以前、映画「日日是好日」を見た時に勧められた、映画の原作の森下典子さんの「日日是好日 ー『お茶』が教えてくれた15のしあわせー」を読んでいた。劇中だけど、実際にお点前を拝見したのは初めて、で、ずずっってのも。なるほど、これがお茶なんだなと。

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