公演情報
「夕凪の街 桜の国」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
原作は「この世界の片隅に」のこうの史代さんが描いた広島への原子爆弾投下をテーマに描かれた漫画で、2023年の再演です。ストーリーは、娘が父親の挙動を怪しみ、散歩すると出かけた父親を弟の彼女と一緒に尾行すると広島に行きつきます。
そこで、かつて広島で被爆し亡くなった父の姉の事を知り、並行して原爆投下から10年ぐらいまでの戦後まもなくの時代を描いています。
原爆投下後に、徐々に放射能に蝕まれていく姉の皆実(みなみ)が健気で、危うくてそれでいて明るく、周りの人々も本当に良い人ばかりで、一番印象に残りました。
原爆そのものの描写はないのですが、現在の色々なことに影響していることが分かり、胸を打ちます。
悲しいお話ですが、ところどころに歌や踊り、笑いも入り、子役の小学生達もたくさん動き回って、元気をたくさんもらえました。ありがとうございました。また見に行きます。