「軽い重箱」 公演情報 「軽い重箱」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/06/28 (土) 13:00

    かつての短編集シリーズから選りすぐった6編のリミックス版だが「あのマンション」を中心とした地域で相次いで起きた出来事のように再構成して1本にまとめているのが巧み。
    そしてその締め括りが「あーワカる♪(笑)」な夫婦ネタなのも粋と言おうか何と言おうか。
    また、かつて新宿眼科画廊での上演を観ていた身として当時の雰囲気を継承しながらも微妙に広くした舞台美術にも感心。
    当時のシリーズを観ていると、より楽しめる公演だったのではあるまいか。(もちろん今回初見でも十分楽しめるだろうが)
    シリーズ新作ははたしてあるのか?

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初殿様ランチでしたが、とても楽しくて大満足!
    大笑いというよりクスっと笑える場面がちりばめられていて終わりまで楽しめた作品でした。
    6編の作品でしたが、リンクしているところがあるのでそれに気づいた時の気持ちよさが!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    もう最高!久しぶりに腹の底から笑いました。私の笑いのツボにどツボでした。東京03に近い笑いもありほんとずっと笑いっぱなしでした。いやー、これほどのハイクオリティの笑いを舞台で見たのは久しぶりです。これはマジで見て損はないですね。6つのショートコント的な話が絶妙に有機的につながっているし。最高のパフォーマンスでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです
    六本ともじわっとくる面白さに魅了されました。おすすめします

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。継続して観ていきたい団体。
    6短編は、不思議な世界のものもあるが、人に寄り添った物語。1つひとつの物語は、身近で見聞きするような話で、全体が緩く繋がっている感じ。 クスッと笑いを誘いつつもシニカルな世界へ。

    お節料理の重箱を連想。そこには色とりどりの違った食材の料理が並ぶ。といっても食材と違って旬という季節は関係なく、いつでも楽しめる内容。物語は そんな違った味わいを感じさせる好公演。しかも 時代や世代を超越した親近感がある と思う。
    (上演時間1時間50分 休憩なし) ㊟ネタバレ

    ネタバレBOX

    人間の優しさ、そして寛容・不寛容といった表し難い感情を浮き彫りにする。演劇だからこそ表現できる、そんな得体の知れない面白さ、そして怖さもある。物語ごとに 日常・非日常(シュール)に潜むオチがあるよう。
    簡易な舞台セットで場景を現す。物語ごとに衣裳を着替え、室内と外では履物も変える細かさ。全体的に丁寧な制作だ。

    6編のタイトルと概要は次の通り。
    ①「おんがえし」
    個人経営のクリーニング店。最近 近くに新しい店がオープンし経営不振。そんな時、近くの公園で 猫が烏に襲われていたところを店長が助けた。数日後、求人募集で採用したバイトが来てからは 色々なことが好転しだす。実は 前のバイトも助けてもらった鳩の化身?

    ②「白い斜塔」
    高層マンションの売買契約を済ませ、部屋に合った家具類を買いに行こうとする家族。偶然、夫の大学時代の先輩と会い、購入したマンションが欠陥物件だと知らされショックを受ける。先輩曰く、自分が土台部分の調査データを改ざんしたと告白する。ローンの負担、住宅の傾きと前途多難。

    ③「こんにちは」
    高層マンションの近くのベンチ。その住人と室内装飾のセールスマンの小さなバトル。ベンチに置き忘れた唐揚げを食べようとする住人、それを制するセールスマン。そして住人は見知らぬ人にも「こんにちは」と挨拶するが、小学生は驚いて走り去る。その母親が怒って注意しに来る。

    ④「顔」
    自分の顔に自信がなく、交通事故を機に整形手術をし 全くの別の顔として生まれ変わった女。今まで俯いて歩いてきた人生、それが見知らぬ男から次々ナンパされる。恋した男が、偶然見つけた昔の自分の写真、その顔が好きだという。元の顔へ戻そうとするが…。人の美的感覚は難しい。

    ⑤「高原の牛乳」
    行き倒れになった男が気づいた場所は…地獄ではなく栃木。助けてくれた男は陶芸家で、その器に入れた牛乳を飲ませてくれた。助けた男も 前妻から捨てられ死にたいと思ったが、今の妻に愛され、さらに妻公認の愛人とも同居。そこへ前妻も現れて…。倒れていた男は、データ改ざんの?

    ⑥「夫婦入門」
    夫婦共働き。朝の忙しい時間帯に、妻が洗い忘れたカップを弄る夫。夫は几帳面、妻はルーズなところがあるようだ。夫は掃除洗濯も行い、妻にそれとなくカップを洗うことを促すが、逆に夫はトイレの電気を消し忘れ、それが会社でも気になる(心配性)小心者。夫婦の凹凸の妙。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初観劇の劇団さんでしたが、今まで観たことが無いのが悔やまれる面白さでした。大爆笑というよりは、シュールでじわじわくるタイプの笑いが心地よいです。独特の言葉選びと絶妙な “間” がクセになります。今回は短編集でしたが、次は長編もぜひ観てみたくなりました。

    ネタバレBOX

    特に最初の短編の「おんがえし」は秀逸ですね!この短編だけでも、観た甲斐がありました。各短編が少しづつ繋がっているのも面白かったです。

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