実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/24 (土) 18:00
価格6,000円
05月24日〈土〉18時公演を鑑賞。
ストリップ劇場の踊り子さんに夢中になって、以来、
夏休みのあいだ劇場でアルバイトすることになった大学生のストーリー。
劇場でのさまざまな人間関係、劇場を取り巻く事情を描いていく。
複雑すぎず、シンプルすぎず、過激すぎず…
バランスの取れた展開で、観客を飽きさせない。
人々から蔑まれるストリップの世界…
でも、そこに誇りを持って生きていく女性たちの姿が大きなテーマだと思う。
私自身、久しぶりに感動しました。
実演鑑賞
満足度★★★★
ある学生がストリップ劇場で迎えるひと夏の経験を描いた休憩無し約1時間50分、劇場に携わる人達の人間模様に加えてヤクザの抗争まで絡む展開。お目当てのストリップシーンは大人しめ、とは言え踊り子の二枚看板を演じる女優さん2人の胸元は抜群の存在感。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。
昭和のバブル全盛期、大学4年生 加藤リョウ(丹羽哲士サン)が経験した、甘酸っぱく ほろ苦い ひと夏の物語。見所は 社会/世相にみる、バブルに浮かれた社会の歪。その理不尽や非正義と、これから就職して社会に出て行こうとする青年の純真や正義感といった意識のギャップ。人間的には、エリート意識の強い青年がストリップ劇場でのバイトを通して少し大人へ成長していく過程。そして舞台がストリップ劇場ということもあり、色香と妖艶な踊りが眼福。特に看板ストリッパー アスカ(小田飛鳥 サン)とベテランストリッパー ナナ(華彩なな サン)は、演出もあるが ひと際目立っていた。
物語は、一青年の心情だけではなく、ストリップ劇場にいる人々の生き様を点描し、夢や希望を叶えようと 必死に努力している姿を温かく 優しく見つめる。一方、バブル期という経済を背景に、人を騙し追い落とすヤクザと地上げ屋を絡ませ、ダークな世界を垣間見せる。色でいえば、闇の世界 その漆黒とスポットライトを浴びて踊るストリッパーの純白という、対比した世界が巧く交じりあった物語。
卑小だが、気になること。昭和という時代の雰囲気や臭いのようなものが感じられないこと。例えば、映画でいえばセピア色で泥臭いといったイメージ。バブル全盛期から40年ほど、確かに華やかな時代であったが、公演のような洗練された雰囲気とは違うような。その雰囲気があると、もっと昭和時代を感じ没入感に浸れたと思う。舞台美術はシンプルだが、それがスタイリッシュ(照明含め)に感じられたからかも。演劇制作体V-NETだからこそ、表現し難い雰囲気や臭い といった高いレベルを求めたくなる。ぜひ劇場で。
(上演時間1時間50分 休憩なし)